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2016/04/16

マンフロットをアルカスイス互換化 その1 ~ ギア雲台、自由雲台 ~

私はこれまでいくつかの三脚、雲台をアルカスイス互換化してきました。

マンフロット COMPACTシリーズ
マンフロット PIXI EVO
ベルボン自由雲台


で、本日はマンフロットの以下2つの雲台をアルカスイス互換化してみました。

・「ギア雲台(MHXPRO-3WG)」
・「自由雲台(054)」

ちなみに、今回は従兄弟所有の雲台になります。
これまで従兄弟はマンフロットの汎用L型アングルを使っていたのですが、カメラ機種
専用のL型アングルが使いたいということでアルカスイス互換化しました。

バーナーで炙ってクランプを外したり、新たにタップでねじ山を切ったり、
センターポールごと雲台を交換したり、アルカスイス互換化はなかなかハードルが
高いのですが、今回は簡単です。
HEJNAR PHOTO」のマンフロット用クランプ、アダプターを使いました。







マンフロット用クランプで簡単にアルカスイス互換化

冒頭にも書きましたが、今回マンフロットの雲台をアルカスイス互換化するにあたり、
「HEJNAR PHOTO」のマンフロット用アダプター、クランプを使いました。

「HEJNAR PHOTO」はマンフロットの主なギア雲台、3ウェイ雲台、自由雲台を
アルカスイス互換化するためのアダプター、クランプを販売しています。
海外のサイトですが、日本への発送、クレジットカード決済にも対応しています。

マンフロットギア雲台用
・「MHXPRO-3WG用アダプター、クランプセット
・「405用アダプター、クランプセット
・「410用アダプター、クランプセット

マンフロット3ウェイ雲台用
・「MHXPRO-3W用アダプター、クランプセット

マンフロット自由雲台用
「054、055、057、MHXPRO用クランプ
・「befree用クランプ






ギア雲台「MHXPRO-3WG」

「MHXPRO-3WG」にアルカスイス互換クランプを取り付けるにはアダプターをかます
必要があります。アダプターが何かというと、RC2タイプのプレートみたいなものです。
RC2のプレートはレバーで固定するわけですが、このアダプターはネジ2本で固定します。

RC2のプレートにアルカスイス互換クランプを取り付け、それを雲台に装着して
アルカスイス互換化という手もありますが、それよりは剛性面で有利だと思います。



アダプター、クランプを取り付けたのがこちら。
予想以上にクランプが軽量なのと、ツマミの径が大きいので回し易いです。

なおアダプターには、

・真ん中に「3/8-16」でタップの切られたネジ穴
・真ん中から15mm離れて「1/4-20」でタップの切られたネジ穴

が開いています。
以下写真のように、その2つのネジでアダプターとクランプを固定しています。
「HEJNAR PHOTO」以外のクランプを使いたいという方は参考にしていただければと
思います。なお、クランプなしのアダプターのみでも販売されています。



見た感じ取り付けマニュアル等は入っていなかったようです。
従兄弟が開封していたので実際は入っていたかもしれませんが、オンラインにPDF
マニュアルがありました。必要な工具、ネジ類は同梱されていますが、マニュアルを
見ないと難しい気がします。

「MHXPRO-3WG」用のマニュアルPDF






自由雲台「054」

こちらは簡単です。元のRC2プレート用クランプを外し、「054」に対応したクランプを
取り付けるだけです。ネジはそこそこ固いので、女性では難しいかもしれません。
とはいえ、同梱されていた六角レンチで普通に回せます。
ネジをバーナーで炙ったりする必要はありませんでした。



取り付けたのが以下です。
このクランプも予想以上に軽く、ツマミが大きいので使いやすい気がします。

例えばRRSとArcaswissの雲台はクランプ取り付け部分の仕様が同じなので、Arcaswissの
Z1にRRSのクランプが取り付けられます。しかしマンフロットは独自仕様なので、
マンフロット用のクランプでないと取り付けられません。困ったものです。。。







実はマンフロットの「Q6」というクランプがアルカスイス互換なんだそうです。
ただ大々的にはアルカスイス互換を謳っていませんし、互換性に関して相当シビア
らしいのと、自由雲台でしかQ6搭載の雲台は出ていません。
なので、現時点においてマンフロットの雲台をアルカスイス互換プレートで運用しようと
思ったら、自分でクランプをアルカスイス互換のものと交換するしか道はありません。

自由雲台はともかく、趣味レベルで購入出来るギア雲台はマンフロット一択だと思います。
特にマンフロットのギア雲台をお使いの方は参考にしていただければと思います。



























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