といってもホームセンターで買える程度のものですが、半年ほどかけてちょくちょくと
工具を揃えてきました。
で、工具が増えてくると困るのが「工具箱の整理」です。
工具が増えるほど工具箱の中がカオスってきます。
そこで、男子なら誰しも一度は考えるのが「工具型抜きスポンジ」です。
本日は「工具型抜きスポンジ」を作ってみたというお話です。
私がネットで探した限り、工具を綺麗に収納するための「工具型抜きスポンジ」は
以下の3通りの作成方法がありました。
- 切れてるスポンジ
- 自分で切る
- 業者に依頼
どれも一長一短ありますが、先人達のYouTube動画とともにご紹介します。
1.切れてるスポンジ:難易度=低 & 汎用度=低 |
これは1.5cmくらいの間隔で切れ目の入っているスポンジです。
最初から切れ目が入っているので、手で好きな形に型抜き出来ます。
この方法のメリットはとても簡単だということです。
スポンジのように柔らかい物を綺麗に切るのは難しいですが、切れ目が入っているので
簡単に綺麗に切ることが出来ます。
逆に1.5cmなど、決まった間隔でしか切れないため汎用性が低いのがデメリットです。
また、工具を収納するにはスポンジが柔らか過ぎるという感想も多いようです。
大きな工具、例えばハンマーだったり、電動ドライバーだったり、そういった
工具であればまあアリかなと思いますが、細かい工具には不向きかなと思います。
2.自分でカット:難易度=高 & 汎用度=高 |
次はスポンジを自分でカットして型抜きする方法です。
私はこの方法で型抜きスポンジを作りました。
スポンジを自分で型抜きするのは大変だろうと予想していました。
ところが、実際は予想の3倍くらい大変でした。
詳細は後述しますが、この方法は本当に面倒です。。。
「自分の不器用さには絶対の自信がある」という方にはお薦めしません。
ただ、自分の好きなサイズ、好きな位置で型抜き出来るので汎用性は高いです。
また使うスポンジも好きに選べるので、柔らか過ぎない適当な硬さのスポンジを
使うことが出来ます。
以下は私が作った型抜きスポンジです。
なかなか雑に作ってますが、これ以上綺麗に仕上げるモチベーションは
生まれませんでした。それほど面倒でした。
ちなみに使っているのは近所のホームセンターで買ったスポンジです。
3.業者に依頼:難易度=低 & 汎用度=高 & 予算=高 |
最後は業者さんにスポンジのカットを依頼する方法です。
コンピューター制御でスポンジをカットしてもらいます。
お金に余裕のある方にはこの方法をお薦めします。
超絶綺麗で超絶簡単、ただし超絶お高いです。
A4サイズのスポンジで10,000円~15,000円と書かれている業者さんがありました。
その業者さんの場合、
- 工具現物を業者さんに預け
- 採寸なりで工具の形状をパソコンに取り込み
- カッティングマシンで切り出す
自分でカットした場合の労力、仕上げの雑さを考えるとそう高い額だとは思いません。
私の作り方 |
参考までに私がどうやって作ったのかご紹介したいと思います。
あくまで自己流なので参考程度に。
ちなみに、私の場合制作に10時間くらいかかった気がします。
以下作成手順です。
1.素材を決める |
私は「NRスポンジゴム」と書かれている素材をホームセンターで購入しました。
「硬めのウェットスーツ」といった感じの素材です。
前述のように、あまり柔らかいスポンジだとイマイチなようです。
硬めのスポンジくらいがちょうどよいと思います。
ネットで買うより、実際に触ってから買うことをお薦めします。
2.配置を決める |
使用頻度、用途、工具箱に応じてレイアウトを決めます。
注意点があるとすると、スポンジは柔らかいので幅1mmとかは無理です。
最低でも5mm程度の幅が残るよう型抜きするといいと思います。
3.工具を採寸し、マスキングテープ上に寸法を出す |
レイアウトが決まったら工具を採寸します。
工具をなぞってカットするラインを決めると楽ですが、それだと綺麗にカットするのが
難しいと思います。面倒ですが工具を採寸し、マスキングテープ上にカットするラインを
出すのがいいと思います。
それと、曲線のカットは難易度が急上昇します。
なので私は基本全てのラインを直線で構成するようにしました。
そのほうが断然簡単です。
複雑な形の場合はCAD等で工具の形をデジタル化し、原寸大でプリントアウトして
それをカットするラインにしました。
4.カッターで工具の外形を切り、ラジオペンチでむしる |
私の場合、厚み20mmのスポンジを使いました。
厚みがあるので工具の形に型抜くのではなく、工具が収まる溝を掘るといった感じです。
ラインに沿ってカッターで切れ目を入れた後、ラジオペンチでスポンジをむしりました。
工具によって厚みはバラバラですし、同じ工具でもデッパリがあればその部分だけ
深くむしる必要があります。むしる深さもよく考えてむしる必要がありました。
私はラジオペンチでむしりました。
細かくむしっていけば結構簡単です。
下の写真を見ていただくと、むしって波々になっているのが分かるかと思います。
ちなみに、クランプやウォーターポンププライヤーなどの大きめな工具は
「直線で構成された溝」ではなく、「曲線で構成された型抜き」としました。
ダンボールで型紙を作って切り出し、ヤスリで削って仕上げました。
色々なもので削ったんですが、最もお薦めするのはミニリューター用のヤスリです。
ミニリューターだと一瞬で削れ過ぎてしまうので、手で持って削りました。
これがとてもよく削れるのでお薦めです。
メリット & デメリット |
最後に、「工具型抜きスポンジ」のメリットとデメリットについて書いておきます。
改めて書き出してみると、デメリットがとても多いんです。。。
メリット |
- 工具の山から必要な工具を掘り出す手間がなくなる
- 綺麗に収納出来テンションが上がる
- 工具箱を持ち運んだ時にガチャガチャ音がしない
整理された工具
|
工具の山
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デメリット |
- 制作難易度高い&手間がとてもかかる
- 工具が増えたら作り直し
- スポンジは経年劣化するのでいずれ作り直し
- 掘り出す手間はなくなるが、戻す時は正しい向きに戻さないといけないので面倒
- 収納量は減る
自分で作っておいてなんですが、それほどお薦めできるものではありません。
仕事で整備をされている方はまず作らないでしょうし、工具は自然と増えていくので
その度に作り直すなんて面倒過ぎます。
私も一度作ってみて満足かなといった感じです。。。
とはいえ、こういう綺麗に整理された工具セットを見ると一度はやってみたくなる
ものではないでしょうか。そんな方の参考になればと思います。
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