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2015/08/13

「RX10M2」買ってみました その3 ~ 専用ダイヤルとMR ~

私は「RX10Ⅱ」以外にもSONYのカメラを愛用しています。
画質とかコンパクトさはもちろん選択の理由になっていますが、UIの使い勝手も大事な
要素です。私はSONYのカメラはUI的に使いやすいと感じています。

どのメーカーのカメラにもある機能だと思いますが、SONYのUIを使いやすいと感じて
いる理由は「MR(メモリーリコール)」機能があるためです。
私はファンクションボタンから登録呼び出し出来るよう、ファンクションメニューを
カスタムしています。







私が写真を撮影する際はおおよそ、

・手持ち静物撮影
・手持ち動体撮影
・三脚撮影

のどれかです。
なので3つのメモリーに上記利用シーンに合った設定値を記憶させています。
ちなみに私はこんな感じに設定しています。

<MR1>:手持ち静物撮影設定

・ドライブモード:1枚撮影
・撮影モード:A(絞り優先)
・フォーカスエリア:中央
・ISO:AUTO
・手ブレ補正:ON


<MR2>:手持ち動体撮影設定

・ドライブモード:連続撮影
・撮影モード:A(絞り優先)
・フォーカスエリア:ロックオンAF ワイド
・ISO:AUTO
・手ブレ補正:ON


<MR3>:三脚撮影設定

・ドライブモード:セルフタイマー 2秒
・撮影モード:A(絞り優先)
・フォーカスエリア:フレキシブルスポット M
・ISO:100
・手ブレ補正:OFF


例えば、手持ち撮影時ISO設定をAUTOにしていますが、三脚に載せて撮るなるISOは
100に設定しています。夜景とかSSが遅くてもかまわない場合は。
夜景を撮ろうと三脚にカメラを載せた時、ISO設定を変え忘れるという経験はほとんどの
方がされていると思います。家に帰りPCで見てみると、三脚に載せてるのにSS1/60、
ISO6400とかになっているわけです。これは凹みます。

夜景を前にしてカメラを三脚に載せます。
次に夜景の撮影に必要な設定を思い出し、それぞれの設定値を変更します。
ドライブモードはセルフタイマー、ISOは100、手ブレはOFFなどなど。
毎回そんなことをしていたらたまには設定を忘れもします。
「MR」はそんなケアレスミスを確実に減らしてくれます。






さて、ここで「α7RⅡ」の「MR」呼び出し画面を見ていただきたいと思います。
「α7RⅡ」でなくても、「α6000」でも「RX100シリーズ」でも同様だと思いますが、
赤丸内のように絞り値の設定とフォーカスモードの設定もメモリーされていることが
分かるかと思います。



しかし絞り値とフォーカスモードは「RX10シリーズ」では「MR」にメモリーされません。
理由は専用ダイヤルが「RX10シリーズ」に備わっているためです。



当然バイワイヤではありますが、絞り環は動画撮影時には有用なんでしょうか。
フォーカスモード切り替えが独立しているメリットはちょっと分かりません。

私はこれら独立専用ダイヤルは不要だと思っています。
とはいえ、私にはその有用性が分からなくても便利に使っている方はいるんだろうと
思います。であればせめて「SEL35F14Z」の絞り環ように「A(オート)」設定を追加し、
カメラ側で設定をいじれるようにしていただきたいなと。
絞り値はともかく、フォーカスモードを「MR」で扱えないというのはとても不便です。






最後に、「RX10」でよく目にしたユーザーの不満に「ズーム位置がメモリーされない」と
いうものがありました。何mmの状態で電源をOFFにしたとしても、再度電源を入れると
常に24mmの状態で立ち上がるということでした。
それが「RX10Ⅱ」では電源をOFFにした時のズーム位置が記憶されているようで、
再度電源をONにしたとき電源OFF時のズーム位置になってくれます。これは便利です。

このズーム位置ですが、電源ON/OFFだけでなく、「MR」でもメモリーされるんです。
ポートレート設定なら85mmに、風景設定なら24mmに、なんてことが出来ます。






以上、「RX10Ⅱ」の専用ダイヤルと「MR」に関して書いてみました。
参考にしていただければと思います。



























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