今回はリノベーション物件の完成動画です。
前回動画を撮影したのが今年1月。
きちんとした動画撮影はその時が初めてでしたが、自作のリグを組み、外部モニターと
外部バッテリーをリグに取り付け撮影に挑みました。
素人にしてはよく段取り出来たなと思う反面、動画撮影の難しさを痛感した撮影でした。
その時の撮影で最も苦労したのがバッテリーのマネージメントです。
詳しくは「その4」をご覧いただければと思いますが、その時の経験を踏まえリグを改良して
今回の撮影に挑みました。
ビフォア・アフター |
前回撮影時のリグがビフォア、今回撮影に使ったのがアフターです。
重量は結構増してしまいましたが、撮影は劇的に快適になりました。
撮影に適したリグを組む。
その大切さを身をもって感じることができました。
以降改良したポイントを簡単に書いてみたいと思います。
不満点1:外部バッテリーが取り付けられない |
前回は脚にマジックテープで小さなUSBモバイルバッテリーをくくりつけていました。
しかし、普通のUSBモバイルバッテリーでは外部モニターに給電することが出来ません。
そこで必要になるのがマルチボルテージ出力に対応した外部バッテリーなんですが、
サイズが大きいので脚にマジックテープで固定するのは不安です。
そこでリグに外部バッテリー用の取り付けトレーを増設しました。
18650バッテリーを6本内蔵出来る外部バッテリーで、USB5V出力、12VのDC出力が可能で、
カメラと外部モニターに同時に給電が出来るようになりました。
この外部バッテリーのお陰でバッテリー交換の頻度は劇的に低くなりました。
Before | After |
不満点2:ハンドルを持つとビヨンビヨンする |
私が使っているのは「1,500円ほどで購入したX-Gripモドキをベースにしたリグ」です。
これは家庭用ビデオカメラを取り付けたり、一眼レフと外部モニターを取り付けたり、
その程度の機材を載せる想定のプラスチック製リグです。
そこにレンズと合わせて1Kgを超えるカメラを載せ、外部モニターを載せ、
外部バッテリーを載せ、アルミパーツを追加してとかしていると、ハンドルを持った時
ビヨンビヨンしだすんです。
ハンドルが折れでもしたらカメラとレンズが壊れてしまいますし、完成直後の物件の床を
傷付けてしまうことになります。
そこでマットボックス保持用のアングルでハンドル上部と本体を固定することにしました。
これでハンドルを持った際ビヨンビヨンしなくなりましたし、マットボックスも取り付ける
ことが出来るようになりました。
Before | After |
不満点3:外部モニター取り付けアームが使いづらい |
前回はフレキシブルアームに外部モニターを取り付け、見やすい位置に外部モニターが
くるようにアームを調整していました。
このフレキシブルアームなかなか便利ではあるのですが、使いづらい点もありました。
ガチっと固定するためにはキツくノブを締めないといけなかったり、アームが長いので
ビヨンビヨンしてしまったり、フレキシブルアームの広い可動範囲は不要だったり。
適当な位置に外部モニター固定用の自由雲台が取り付けられればフレキシブルアームは
不要であることに気が付きました。
そこでハンドル部分にアルミプレートを付け、そこに自由雲台を取り付けられるように
しました。可動範囲は狭くなりましたが、ノブをガチガチに締める手間がなくなりましたし、
安定性もよくなりました。
Before | After |
不満点4:外部マイクと外部モニターが干渉する |
建築の動画を撮るのにあまりマイクを使うことはないのですが、ハンドル先端にマイクを
着けるとどうしても外部モニターと干渉してしまいます。
そこでマイク取り付け位置をハンドル中央から離し、外部モニターと干渉しにくくしました。
Before | After |
不満点5:マットボックスへの憧れが断ち切れない |
室内でほぼ撮影するのであまりマットボックスの必要性は感じません。 マットボックス用のNDフィルターも持ってませんし。 しかし、大きなマットボックス着けたくなるじゃないですかやっぱ^^; ハンドルがビヨンビヨンしてしまうのを防ぐ目的でマットボックス固定用アングルを取り付けるという理由もあり、マットボックスを取り付けることにしました。 |
不満点6:アルミ部品をアルマイト処理したい |
改造箇所が増え、アルミパーツの点数も増えてきました。
ベースとなるリグも黒ですし、キリが良いところでアルマイト処理をしてもらいました。
知り合いの知り合いにアルマイト処理会社の社長さんがいたのでお願いしました。
アルマイト処理に関しては「別記事」をご覧ください。
アルマイト処理をしてもらうと、自作で作ったアルミパーツが市販品のような美しさです。
アルマイト最高です!
Before | After |
Before | After |
以上、2度目の本格的な撮影に際しリグを改良したというお話でした。
おおよそ満足の出来るリグが完成したと思います。
最後に、このリグを使って撮影した動画をご覧いただければと思います。
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