今回は伝送規格(HDMI、DisplayPort)について書きたいと思います。
出典:ウィキペディア、VESA
4K登場以前、一般的なPCディスプレイは最も大きいものでも30インチでした。
私の知る限り。
より大きな画面サイズを求めるユーザー(私のような)には少し物足りませんでした。
対してテレビは40、50インチなど大画面ではあるものの、解像度がFullHD(1920*1080)
までしかなくPCで使うにはdpiが低過ぎました。
私はdpiを優先しPCディスプレイを使っていました。
そして4K登場後、PCディスプレイは特別大型化していません。
対して40、50インチあたりのテレビは4Kになることで丁度良いdpiとなりました。
つまり、大画面を求めるPCユーザーに
「4KテレビをPCディスプレイとして使う」
という選択肢が生まれたのです。
というわけで、私は4KテレビをPCディスプレイとして購入しました。
そこでです。
私もそれほど詳しいわけではないのですが、テレビをPCディスプレイとして使う場合に
気になるのが
・接続端子
・モニタースリープ
の2つです。
モニタースリープに関してはまたの機会にするとして、今回は冒頭の表にあるように
接続端子(伝送規格)のお話です。
前置きが長くなりましたが、現在4K伝送に対応しているのは
・DisplyaPort 1.2
・HDMI 1.4
・HDMI 2.0
の3つです。
これがなかなかやっかいなのです。
理由はPCとテレビで主流となっている端子が異なることです。
とても微妙な時期なので本記事執筆現在の日付を明記しますが、2014/07/23現在
・PC→HDMI 1.4、DisplyaPort 1.2
・テレビ→HDMI 2.0
各々主流の端子はこんな感じです。
もうひとつやっかいなことがあります。
HDMI 1.4はリフレッシュレートが30Hzであるという点です。
総合しますと、
・HDMI接続→PC側がHDMI 2.0に未対応なためHDMI 1.4伝送となり30Hzに制限される
・DisplayPortで接続→DisplayPortを搭載する4Kテレビがほぼない
という感じでなんともちぐはぐなのです。
60Hzを諦めるか、DisplayPort端子のあるPanasonicのビエラを買うか、どちらかの
選択を迫られるのです。もちろん画面サイズを諦めて4KのPCディスプレイを買うというのも
ひとつの選択肢です。
今後は
・HDMI 2.0出力に対応したグラボ、M/Bの販売が始まる
・DisplayPortを搭載する4Kテレビが増えてくるかもしれない
・大画面の4K対応激安PCディスプレイが発売されるかもしれない
2014/11/10追記------------------------------------------------------------------
2014年10月あたりからHDMI2.0対応のグラフィックカードが販売開始したようです。
ただしハイエンド製品での話なので、普及価格帯が2.0対応するにはもう少し時間がかかると
思われます。
また、DisplayPort1.2→HDMI2.0変換アダプタが発売されるという話もあるようです。
流れとしてはPC側が折れ、テレビ業界(HDMI2.0)に合わせるという方向に落ち着きそうな
気配ですね。
2014/11/10追記------------------------------------------------------------------
ただ現状だとよく調べ、判断をする必要があるかと思います。
どちらにせよ今「PCで4K」というのは過渡期真っ最中です。
今すぐ4Kが欲しいという方は上記のような点を考慮していただければと思いますし、
今すぐである必要がないという方は来年まで待ったほうが選択肢は増えると思います。
以上PCディスプレイとして4Kテレビを購入する際の注意すべき伝送規格について
書いてみました。
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