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2014/05/31

ドコモやめました その6 ~Simフリー端末の選び方~

今回はSimフリー端末の選び方を、「対応バンド(電波)」から見てみたいと思います。

Simフリーのスマホを見ていて、「○○版」というのをよく目にします。
  • エリア区切り:「グローバル版」、「香港版」、「北米版」など
  • 対応電波区切り:「LTE対応版」、「GSM対応版」など
  • 対応キャリア区切り:「Sprint版」、「Verizon版」、「AU版」など
などです。
これらは全て、そのスマホが対応している通信電波の違うバージョン違いなんです。

例えば「北米版」は「北米で使われている電波にはほぼ対応しています」という
バージョン、「LTE対応版」はその名の通りLTEに対応したバージョン、
「AU版」ならAUの電波に対応したバージョンです。


「○○の香港版、モデルナンバー□□はドコモ、ソフトバンクで使える」
「○○の北米版、モデルナンバー□□はAUで使えない」

ネット上でどの「版」がどのキャリアで使えた・使えないというレポートを見かけます。
Simフリースマホの購入を検討する際にはそんな情報があれば事は足りるのですが、
実際に「○○版」がどんな電波に対応しているのか私は調べたことがありません。
なので調べてみました。

出典:ウィキペディア( WCDMA / CDMA2000 / LTE )





冒頭の表は日本の主要キャリアが使っている電波を整理した表です。
使いたいスマホが対応している電波のうち、日本のキャリアが使っている電波と
合致していれば日本のキャリアでそのスマホを技術的には使用可能ということです。
この表をもとに、Googleの「Nexus5」を例に対応電波を調べてみたいと思います。


Googleのページを見ると、Nexus5の対応電波項目に

北米(LG-D820):
GSM: 850/900/1800/1900 MHz
CDMA: 対応バンド: 0/1/10
WCDMA: 対応バンド: 1/2/4/5/6/8/19
LTE: 対応バンド: 1/2/4/5/17/19/25/26/41

日本、及びその他(LG-D821):
GSM: 850/900/1800/1900 MHz
WCDMA: 対応バンド: 1/2/4/5/6/8
LTE: 対応バンド: 1/2/3/5/7/8/20

と書いてあります。
1つ目の「北米」というのが「北米版」、2つ目の「日本、及びその他」が
「グローバル版」です。そして「GSM:850MHz」だったり、
「CDMA:対応バンド:0」等が対応している電波の種類です。
MHz表記の数字(850など)は周波数の表記、0とか1などは「バンド」と呼ばれ、
周波数毎の呼び名みたいなものでしょうか。

上記Nexus5対応電波と、日本のキャリアが使っている電波(冒頭の表)を
突き合わせてみます。













結果が以下の表です。



この表から、
  • 北米版/グローバル版→ドコモ(MVNO含む)、ソフトバンクで回線で使える
  • 北米版→AUで使えそう(※AUのSimを挿しても通話はNG、LTEはOKらしい)
ということが分かります。

厳密に言うと、LTEのバンドによってサービス提供エリアに違いがあったり、通信速度に
違いがあったり、プラチナバンドなら地下でも電波が入りやすいとかあるそうです。
気になる方はバンド毎の特性を調べてみてください。






という感じで簡単にスマホの対応バンドに関して書いてきましたが、
「Simフリーのスマホを買うときは対応バンドをよく確認してから買いましょう」
ということではなく、先人達、または人柱様達の「グローバル版使えたよ」という報告の
意味するところを理解していると安心してスマホが買えるなぁくらいなものかなと
思っています。

ドコモ(MVNO含む)とソフトバンクの回線を使っていれば大概のSimフリースマホは
使えると思いますし、「その5」でも書いたようにVoLTEが始まればさほど対応バンド
というのは意味をなさなくなる、または気にする必要がなくなってくると思います。


以上ですが参考にしていただければと思います。






















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