一言で言いますと、「もう位相差AFくらいじゃね?足りないのって」という感じです。
画質とかボケ具合は購入者のレポートを待つとして、ソニストでは気になっていた2つのポイント、
EVFとUIに関してチェックしてきました。
・EVFのギミック
「いやいやどうしてすっごい頑丈っぽい」なんてことはなく、丁寧に使ったほうが安全だろうなと
思いました。EVF出しっぱなしでカバンに入れてたら危ないだろうなーという感じです。
それと手前に引っ張りだすという1手間は面倒な気がします。
ポップアップで上に飛び出すと次に手前に飛び出してくれるとなお良かったと感じました。
・EVFの画質
α6000ほどの滑らかさはなかったように思います。
デジタルズームしたような、解像度が少し低いような印象を受けました。
仕様的にはα6000とまったく同じスペック(0.39型、144万ドット)なんですが。
もしかすると気のせいだったかもしれません。。。
ただ、「逆光で液晶画面が見えない」なんてことであれば十分役に立ってくれるEVFだと
思いました。アイカップがないのでNEX6、7、α6000ほど逆光耐性はないかもしれませんが。
・EVFの見やすさ
パナソニックLF1のEVF(0.2型、20万ドット)を見たときは「小っさ!」と思いました。
それにくらべるとRX100 M3のEVFは普通です。特に不満はありませんでした。
・EVF結論
RX100M3のEVFは普通です。
NEX6、7、α6000のEVFを普通に使ってるよという方であれば、同様に普通に使えると思います。
コンデジだからとか、ポップアップ式だからといって不満タラタラなんてことはないでしょう。
・UIのバージョン的なやつ
私はNEX-5N、NEX-7を過去使っていました。そして現在RX100M2とα6000を使っています。
やはりいちばん使いやすく便利なのはα6000のUIです。
何が便利かといいますと、「MR(メモリーリコール)」が便利なんです。
α6000はFnボタンで3つのプリセットを呼び出すのが容易なんですが、RX100M2はFnボタンから
プリセット選択することが出来ません。それがRX100M3では出来るようになっていたっぽいです。
以上、今日M3に触ってみて感じた印象です。
これら踏まえ、私が思うM3は、
・ワイド端以外でもボケる
M2で最も不満だったのはワイド端以外のボケと最短撮影距離です。
M3は換算70mm、F値2.8、最短撮影距離30cm。
M2は換算70mm、F値4.0、最短撮影距離43cm。(※43cmはaslan調べでございます)
M3はその点改善されるんじゃないかなと思います。
これによって風景からポートレートまで楽しめるカメラになると思います。
・NDフィルター、EVFを搭載することで、屋外撮影の幅が広がる
山歩いてたらつい滝と遭遇したとか、いい感じの噴水と出くわしたとか、NDフィルターが必要な
シーンは日常にちょくちょく潜んでいます。
また逆光でEVFが欲しいなんてことは日常茶飯事です。
「いざって時コンデジは使えない」ということが減るんではないかなと思います。
・結論
RX100シリーズは「これ一台持ってれば他のカメラはいらない」とよく言われていますが、
M3はその点に関して更に磨きがかかったという感じです。
「もう位相差AFくらいじゃね?足りないのって」という感じです。
αシリーズとの兼ね合いで位相差AFは無理かもしれませんが、もう次に期待するものが
それくらいしか思いつきません。
チルト、ポップアップのギミックや小型化など、ウォークマンで培ったノウハウが
RX100シリーズに活きていると感じます。
ウォークマン世代の私からすると、RX100M3は実にSONYらしい製品だと思いました。
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