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2014/05/22

ドコモやめました その5 ~AU回線のMVNO開始!~

AUの回線を使ったMVNOがサービス、『 mineo 』を始めたようです。

現在はドコモ回線を利用したMVNOと、AU回線を利用したMVNOしかありません。
その2つを比較してみますと、
「最大の違いはドコモ回線を利用したMVNOの方が使える端末が多い」
という印象です。

ドコモが採用しているのは「WCDMA」という通信方式で、日本だとソフトバンクが
同様の方式です。またこの方式は海外でもごく一般的な通信方式です。
対してAUは「CDMA2000」という方式で、これは世界的に見ても少数派です。

つまり、Simフリー端末も込みで考えるとドコモ方式に対応したスマホ端末の数は
AU方式に対応したスマホ端末の数より圧倒的に多いわけです。
AU回線で使える端末というのは一部(iPhone5sなど)除きAUで売ってる端末のみです。

そこで思ったのです。
AU回線使ったMVNOって端末どうするんだろうと。白ロムとiPhoneだけ?みたいな。
端末の選択肢が少ないのにAU回線を使ったMVNOを選択するだろうか。。。?と。






さて、私達はスマホを「電話」や、「インターネット(データ通信)」するのに使って
いますが、最近だと「電話」と「データ通信」は異なる通信方式が使われています。
通話は「3G」、データ通信は「LTE」という方式が現在日本では主流です。
LTEは日本の大手キャリアであるドコモ、ソフトバンク、AUの3社とも共通の方式です。

ところが、「通話」に関しては、同じ3Gでも前述したようにドコモ・ソフトバンクは
「WCDMA」、AUは「CDMA2000」方式です。
つまりAUが特殊なのは「通話」に使われている通信方式なんです。


ということを踏まえ、「VoLTE」に関して考えてみたいと思います。
最近目にする機会が増えているワードだと思います。

詳細は調べていただければと思いますが、簡単に言うとLineや050電話なんかと同じ
インターネット電話をLTE通信で行うものだそうです。
ただし、LTEを使ったとしてもLineや050の通話品質は回線の状況に大きく左右されます。
回線が混んでいれば使い物にならないほどです。

「VoLTE」もいまいち期待出来そうにないと私勝手に考えていたのですが、
どうも同じLTEでも特殊な優先チャンネルを使うんだそうです。
回線の混在状況に左右されるインターネット電話とは根本的に違う仕組みだそうです。
そんな「VoLTE」が今年2014年あたりから各キャリアで実サービス開始となるようです。












さて。
これまでAUが特殊だったのは通話に「CDMA2000」方式を使っていたからです。
「VoLTE」が始まるとこれまで通話に使っていた通信方式「CDMA2000」が不要になり、
LTE通信のみで通話とデータ通信を提供出来るようになります。

そうなるともはやAUは特殊ではなく、ドコモ、ソフトバンク、そしてグローバルな
キャリアとも互換性を持つことになります。
すなわち、AU回線で使うことの出来るスマホ端末はドコモ回線で使うことの出来る端末と
同じということになるのです。

厳密に言えば3G通信をすぐになくすことは出来ないでしょうし、同じLTEといっても
バンドが異なるとか、積極的にAU回線を選択する理由を現時点で私は思いつきませんが、
「VoLTE」の開始はAU回線を使ったMVNOの利用促進に欠かせないものだと感じました。






















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