ちなみに過去の「切ってみました」は以下。
「Touit 1.8/32」
「SEL20F28」
今年もそんな季節がやってまいりました。
今回は「SEL55F18Z」のフードを切ってみました。
私EマウントのSONY製Zeissレンズのデザインはまぁまぁ好きなのですが、Aマウントのそれと違い
EマウントのSONY製Zeissレンズは細長デザインです。
そこにまた長ぁ~いフードなもんだから「望遠レンズかっ?!」みたいなビジュアルになります。
50mm近辺ってレンズとしては構造的に一番短く造れるとかなんとかどこかで読んだ気がしますが、
55mmのこのレンズは長いのです。というわけでまた切ってみたわけです。
もうフードの加工は慣れたものでして、途中途中で写真を撮る余裕もあり、詳しく手順を書いて
みたいと思います。なお今回は55mmということで丸型にしてみました。
まず使った道具は以下
・カッター
・小さめなノコギリ
・棒ヤスリ
・紙ヤスリ(耐水ペーパー)
です。
ちなみに元の姿はこんな感じです。
彼がまだ長かった、花形だったころ最期のお写真です。
では始めていきましょう。
手順1:完成ラインを引く
闇雲にフードを切っていっても綺麗にはいかないので、希望の長さの位置にラインを引きます。
私はカッターで傷を付けそれをラインとしています。
やり方としてはカッターを好みの位置で固定し、フードをクルっと一周回して傷を入れます。
固定といっても、何か台(私はケンコーのフィルターケース2段重ね)にカッターを乗せて
手で押さえるだけです。
もちろん最終的にはこのラインを削って消してしまいます。なのであまり深く傷を入れ過ぎると
後で消すのが大変です。軽めに傷を入れてください。
手順2:金属部分をマスキング
今まで切ってきたフードはプラスチック製でしたが、このフードは下半分がアルミ素材に
なっています。プラスチックは誤って傷を付けてしまっても目立ちませんが、アルミ素材を
傷付けてしまうと地のアルミシルバーが見えてとても目立ちます。
なので今回はアルミ素材部分をマスキングしました。
カッターで「シャッ」とか、棒ヤスリで「グリッ」とかやってしまうことが多々あるので、厚めに
マスキングしたほうが安全かもしれません。
手順3:ノコギリで大雑把に切る
まずはノコギリで大雑把に切ります。完成ラインの1~2mmくらい上で切ります。
私のような素人ですと大抵ノコギリが曲がっていきます。少し余裕をもって切っておかないと
完成ラインを越えてしまうので要注意です。
ノコギリで切り終わるとこんな感じです。
完成ラインから1mmくらい余裕があるのがおわかりになるかと思います。
手順4:カッターで微調整
ノコギリの次はカッターで削ります。
余裕を持ってノコギリで切ってあるので、カッターでもう少し完成ラインに近づけていきます。
完成ラインまでノコギリで1~2mm、カッターで0.5mmくらいまで近づけます。
フードは柔らかいので簡単にカッターで削ることが出来ます。
ただ柔らかいといってもカッターの刃を新しいものに替えておいたほうがやりやすいと思います。
手順5:棒ヤスリでほぼ完成ラインに
ノコギリで切っても、カッターで切っても切った面は波を打っていると思います。
なので最終的に切った面に棒ヤスリをかけて綺麗な平な面にしていきます。
棒ヤスリをかけるときのコツは、↓こんな感じで棒ヤスリをかけることです。
↓こんな感じで棒ヤスリをかけると切った面は平にはなりません。
手順6:角を落とす
切った面そのままだと何か厚ぼったいので、特に内側の角を丸い面の棒ヤスリで削っていきます。
手順7:紙ヤスリで仕上げ
粗さの違う紙ヤスリ(耐水ペーパー)で切った面を仕上げて完成です。
結果発表です。
こんな感じです。
SAL50F14Zっぽくなるかなと思ったのですが、なんかダサ・・・
いや、コンパクトになったので良しです!!
NEX-5Nではなくα7とか大き目のカメラだともう少しカッコよくなるのではないかと淡い期待を
持っております。
以上あくまで私のやり方ではありますがご紹介させていただきました。
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