「GF9用アルカスイス互換L型プレート」がない
のが不満の1つでした。
これはシンプルに「GF9用のL型プレートは需要がない」ということだと思います。
GM1用のは中華メーカーが出していたのですが。。。
とはいえ私は物撮り、夜景撮影でGF9を三脚に載せ使用する機会が多く、
「GM1用L型プレートを改造」してみることにしました。
本日はGM1用L型プレートをGF9(おそらくGF10でもOK)に取り付けるために
私がしたカスタムについて書いてみたいと思います。
候補 |
GF9専用品はないので、私は以下2つの候補を検討しました。
- 小さめカメラ向け汎用L型プレート(Exxy Omni Jr @Amazon)
- GM1用L型プレートをカスタム
Exxy Omni Jr
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GM1用
|
AliExpressでGM1用L型プレートが16.14ドル(約2,000円)で売っていたので、
ダメ元でGM1用をカスタムする道を私は選択しました。
カスタムするのが面倒な方は「Exxy Omni Jr」がオススメです。
カスタム内容 |
使用した工具は以下で、作業時間は3時間程度でした。
- ミニリューター
- 金ノコ
- 棒ヤスリ
- 3mmのドリル
- 小型の万力
では以降、具体的なカスタム内容です。
①②:GM1より大きくなったGF9のボディを納める |
カスタム前の写真を撮っていなかったので、加工後の写真を使ってご説明します。
GM1用L型プレートにはGM1の底面がスッポリ納まるよう、周囲に囲み(出っ張り)が
あります。この囲みがあるためカメラをガタなく固定出来るようになっています。
以下の画像だと、半透明の青色部分がGM1の底面になります。
GM1の底面が囲み(緑線)内にスッポリと納まります。
しかしGF9はGM1よりボディサイズが大きく、周囲の囲み内にボディが納まりません。
なのでその囲みとGF9ボディが干渉し、きっちりと取り付けることが出来ません。
下の画像だと、赤線部分(右辺、下辺)がGF9ボディと干渉してしまうんです。
そこで、
- ①右辺が干渉しないようにグリップ側1/3を切断
- ②液晶モニタ部分が干渉する下辺部分の囲みを削る
③:液晶モニタを開きやすくするための凹み |
②で削ったプレート下辺部分ですが、ここに凹みを作って液晶モニタを
開きやすくします。
④カメラに固定するネジ穴の位置を変更 |
最後に、L型プレートをGF9に取り付けるためのネジ穴の位置を変更します。
以下の写真だと、赤い丸が元の位置で、青い丸が新しい穴の位置です。
以下はプレートを上から見た写真ですが、3~4mmほど右に、0.5~1mmほど下の
位置に5mm径の穴をあけます。
いきなり5mmの穴を開けてしまうと位置が合っているか分からないので、
3mmくらいのドリルで穴を開け、位置を調整しながら穴径を拡げていくという
やり方がいいと思います。
カメラを固定するネジは6.35mmの径ですが、開ける穴径は5mmで大丈夫です。
ネジはネジ山部分が6.35mmなだけで、ネジ山のないくびれた部分は5mmなんです。
元の位置からネジを入れ、ネジのくびれた部分で新しい穴のほうににスライドさせて
やればOKです。
完成写真 |
完成写真がこちらです。
削った部分はアルミ地が見えています。
そのうちアルマイト処理をするかもしれません。
なお、カスタム後の重さは64gでした。
ちなみに、パナソニックの「12-32mm/F3.5-5.6」が70gです。
64gを重いと考えるか、軽いと考えるか。。。
以下何枚かGF9に取り付けた写真です。
GM1用のL型プレートをカスタムするのは正解だったと思います。
GM1とGF9ではボディサイズが違いますが、形が近いので最小限のカスタムでも
綺麗にフィットしています。まるでGF9用かのようです。
作業時間は3時間ほどですし、カスタムとしてはそれほど難しくない部類だと思います。
超小型なGFシリーズにL型プレートを取り付けるのは本末転倒的な気もするのですが、
三脚に載せる機会が多いという方はGM1用プレートのカスタムを試してみては
いかがでしょうか。オススメです。
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