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2018/08/14

「燧ヶ岳(ひうちがたけ)」に登ってきました。

8月4日(土)、福島県にある「燧ヶ岳(俎板嵓:2,346m)」に友人と登ってきました。
この写真は山の中腹にある湿原ですが、高原にある湿原はとても幻想的でした。







「御池駐車場」にある登山口から登る「御池ルート」

私達は「西那須野塩原」で東北自動車道を降り、下道で「御池駐車場」まで行きました。
東京を深夜1:30頃出発し、御池駐車場には7時頃到着しました。
土曜日でしたが、登山を始める9時頃でも駐車場にはまだ空きがありました。

東北自動車道方面から来ると、途中「七入駐車場」があります。
御池駐車場が満車になると七入駐車場にも駐車出来るようです。
その場合、七入駐車場と御池駐車場を往復するバスが運行されるようです。
七入駐車場前に電光掲示板があったので、おそらく御池駐車場が満車になると
その旨が電光掲示板に表示されるんだと思います。

御池駐車場に着くと、登山の格好をした多くの方が「沼山峠」行きのバスに
乗りますが、「燧ヶ岳」に登る御池ルート登山口は御池駐車場内にあります。
バスに乗る必要はありません。
後で調べてみると、「大江湿原」や「尾瀬沼」をハイキングする方が「沼山峠」まで
バスで行くようです。ちなみに、このバスは「沼山峠休憩所」まで行くのですが、
御池駐車場から沼山峠休憩所まではマイカー規制があり、このバスでしか通ることが
出来ないようです。



御池駐車場は420台収容、駐車料金は1,000円。
地元観光協会加盟の宿の領収書があると無料だそうです。
併設された建物内のトイレがウォシュレットだったのが素晴らしいです。
御池ルート登山口はこの建物と駐車場を挟んだ反対側、駐車場の奥にあります。



登山口はこんな感じです。
「登山口はこちら」のような看板が見当たらず、登山口の場所が分かりづらかったです。
ちなみに8:43にこの登山口から登山開始し、俎板嵓に12:10登頂。
13:00に下山開始し、同じ登山口に戻ってきたのが15:42でした。







「広沢田代」/「熊沢田代」

「燧ヶ岳」に登るルートはいくつかあるようですが、「御池ルート」は
  • 広沢田代
  • 熊沢田代
という山の中腹にある湿原を経由します。
山の中腹に湿原があるだけでも驚きですが、一帯が高原というか野原というか、
いかにもハイジが走り回ってそうな場所なんです。
とても幻想的な風景でした。







「俎板嵓(まないたぐら)」山頂

御池ルートで登山すると「俎板嵓(2,346m)」に登頂します。
俎板嵓の山頂から20分くらい歩くと、燧ヶ岳最高峰「柴安嵓(2,356m)」山頂です。
私達は「柴安嵓」までは行きませんでした。

俎板嵓山頂は岩がゴロゴロしたところですが、岩を椅子や背もたれ代わりにすると
快適にお昼を食べることが出来ました。
昨年富士山の山頂でカップラーメンを食べたのに続き、この山でもカップラーメンを
食べることに成功しました。他にもカップラーメンを食べている方、メスティンで
ご飯を炊いている方なんかもいました。
それほど広い山頂ではありませんが、お湯を沸かしたり、ご飯を炊くくらいの余裕は
十分にある山頂でした。







感想/注意点

最後に、感想と注意点をいくつか書いてみたいと思います。


1.虻(あぶ)が凄い

登山中は虻が体の周りを「ブゥーン、ブゥーン」と飛び回ります。
登山口~山頂まで虻に監視されているかのようでした。

サイズ的にはスズメバチにしか見えませんが、岩に止まっている姿を見たら虻でした。
刺されるようなことはありませんでしたが、めちゃめちゃ怖いです。
良く言えば、ライトセーバーを無駄に振り回すヨーダと一緒に登山してる気分でした。
下山時には慣れてしまいましたが、虫が苦手な方はシンドいと思います。

ちなみに、御池駐車場近辺30km圏内くらいは虻がそこらじゅうに居ます。
近くの宿で一泊しましたが、「虫が入るのでドアを開けっ放しにしないでください」
というような張り紙がそこかしこにしてありました。
また、窓を開けて車で走っていると虻が窓から飛び込んできます。
信号で止まっている時は窓を閉めることをオススメします。
車からの乗り降りも素早く行わないと虻が車内に侵入します。
関東近辺いくつかの山に登りましたが、これほど虫が大量なのはこの山が初めてです。



2.登山靴、軍手必須

岩や木の根がゴロゴロした急斜面も多く、登山靴と軍手は必須だと思いました。
スニーカーなど軽装備で登るとシンドいと思います。
雨が降って岩、根が濡れると結構危険だろうと思います。




3.途中に山小屋、トイレはない

御池駐車場にあるトイレ以降、登山口~山頂に山小屋、トイレはありませんでした。
登山前に済ませておくことをオススメします。



4.8月晴天なら半袖でOK

ネットで山頂の気温を見ると、8月は最高約20℃、最低約8℃、平均約13℃とありました。
半袖だと寒いかなと思いましたが、半袖でいい具合の涼しさでした。
とはいえ、天候の変化などで気温が低下する可能性もあります。
長袖のウィンドブレーカー等も一応持っていくことをオススメします。



5.登山者が少ない

福島県なので原発等の影響なのか、虻が凄いからなのか、東京など首都圏から遠いのが
原因なのか、山の知名度の問題なのか分かりませんが、登山者がとても少なかったです。
御池駐車場利用者は登山よりも「沼山峠(大江湿原)」にバスで行く方が多い印象です。
熊沢田代にしろ、大江湿原にしろ、湿原の最盛期が夏ではないのかもしれません。



6.マジックアワーにNDフィルターを使って熊沢田代撮ってみたい

私は今回デジカメを持たずに登山しました。
なので撮った写真は全てスマホなんですが、マジックアワーに熊沢田代をNDフィルターを
付けてバルブ撮影したら綺麗な写真が撮れる気がします。
カメラ好きな方はNDフィルターと三脚を持って行かれることをオススメします。

ちなみに、風が強い場所ではないのでさほど頑丈な三脚でなくても大丈夫だと思います。
また、NDフィルターに関する記事はこちら






以上、燧ヶ岳に登ってきたお話でした。
参考にしていただければ幸いです。

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