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2015/12/02

物撮りライティング始めました その2 ~ 3灯ライティング ~

その1」では「瞬間光と定常光の違い」について書きましたが、今回はライティングの
基本、「3灯ライティング」について書いてみたいと思います。

写真、映像の世界には様々なライティング手法があると思うのですが、検索して最も頻繁に
紹介されていたのは「3灯ライティング」という手法でした。
物撮りというより人物撮影のライティングのようでしたが、とりあえずその
「3灯ライティング」を見習ってみようと私は考えました。


ちなみに、ヤフオクやオンラインショップの商品撮影を目的としたようなライティングの
紹介をされているサイトがいくつかありましたが、見るサイト毎に異なるライティングが
されており、右も左も分からない私はどれを参考にしたらよいのか判断出来ませんでした。
それらはどれも基本を押さえたうえでの異なるライティングだと思うのですが、未経験者の
私には『基本』を汲み取る事が出来ずとっつきにくいと感じました。

対して「3灯ライティング」はどのサイトを見てもほぼ同じようなライティングがされて
いました。また「カメラの右側45度の位置にライトを1つ設置」のように、数字で位置が
指定されているというのも未経験者の私には分かりやすいと思いました。







まずは各ライトの配置です。

未経験者の私が今更ブログの記事にするようなことではないのですが、冒頭の図がそれです。
上部が上から見た図、下部は被写体前方から見た図です。
ただ、あくまで私がネットから得た情報を元に描いた図になります。
正式な情報が知りたいという方はウィキペディアを参照ください。

以下、各ライトの説明とライト配置を照らし合わせながら読んでいただければと思います。






キーライト(Key Light)

・ライティングのキーとなる照明
・「メインライト」とも呼ばれる
・カメラの右側ないし左側に設置する
・屋外であれば太陽光をキーライトとして使ったり




フィルライト(Fill Light)

・キーライトの作る影を薄くするための照明
・キーライトとカメラを挟んで反対側に設置する
・フィルライトの代わりにレフ板を使うことも




リムライト(Rim Light)

・被写体後方に置き、逆光で被写体の輪郭を際立たせ、立体的に、質感豊かに見せる照明
・被写体真後ろに置くライトを「バックライト」といい、リムライト同様の効果が目的
・人物撮影であれば髪に天使の輪が出来て綺麗に見えたり




キーライト+フィルライト+リムライト

私が初めて「3灯ライティング」で撮影した写真です。
上手下手はさておき、一応それぞれのライトの要素が合算された写真であるということは
感じていただけるのではないかと思います。

「キーライトで照らし、フィルライトで影を薄くし、リムライトでアクセントを付ける」
そんな感じでしょうか。







どうでしょうか?
3灯とはいいつつも、ライトの配置は決まってますし、3灯それぞれの役割も分かり易い
ですし、思っていたほど難しそうではないと思いませんか?
(とはいえ、実際にはそう簡単にうまくいくものではないと思います^^;)

しかもです。
何もライトを3灯使わなくたっていいんです。
太陽光をキーライトに、部屋の壁に太陽光を反射させてフィルライトにするとか。
ディフューザー付けたフラッシュをキーライトに、レフ板をフィルライトにするとか。
慣れるまでは「カメラの右側45度の位置」というような基本通りのライティングをし、
慣れてきたら
「キーライトで照らし、フィルライトで影を薄くし、リムライトでアクセントを付ける」
これだけ意識してライティングすればいいわけです。

「3灯ライティング」は「基本形」が未経験者にも分かり易く、しかも応用が効きそう。
私が「3灯ライティング」を見習ってみようと考えたのはそんな理由からです。






さて、次回は私が「3灯ライティング」で使うことにした光源に関して書きたいと思います。
以上ですが参考にしていただければ幸いです。


























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