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2015/07/05

「RX10M2」買ってみました その1 ~今更気になるカメラ~

2013年10月。
発表された新機種「RX10」の仕様に対し、
「そういうんじゃないんだよな。。。」
という感想を当時私はブログに書いています。
SONYはユーザーのニーズが分かっているのかと。

1年半経った今、
「1インチ、コンデジ、24mm-200mm、寄れる、F2.8通し。何それドストライク♫」
って感じです。
SONY様は全てお見通しでした。







私はここ1年くらいメイン機として「α6000」を、サブ機として「RX100Ⅱ」や
「Canon S100」を使っていました。
また、従兄弟の所有するFF一眼レフ「D600+大三元」を時々使ったりもしました。

「フルサイズ一眼レフ」、「APS-Cミラーレス」、「1インチコンデジ」、
「1/1.7インチコンデジ」と、様々なセンサーサイズ、形態のカメラを使いました。
結果、メイン機に「フルサイズミラーレス」、サブ機に「1インチコンデジ」という構成が
自分には適しているのではないかと思うようになりました。

今回は私がサブ機に「RX10Ⅱ」を選んだ理由を書いてみたいと思います。




1インチセンサー

1インチというのは実に絶妙なサイズだと思います。

1インチはAPS-Cほどボケませんが、解像感はAPS-Cに劣らないと私は感じました。
逆に、1/1.7インチと比較すると1インチはパッと見でも解像感が良いように思います。

それと1インチはボケないと書きましたが、ボケないというのはとても大事なんです。
私はブログの商品紹介用に写真を撮りますが、被写界深度的には1/1.7インチが使いやすいと
思っています。フルサイズ、APS-CはF値を絞ってもボケ過ぎてしまうんです。
商品を紹介したい写真なのに細部がボケてしまっては困るわけです。
1インチならフルサイズ、APS-Cほど絞らなくても被写界深度の深い写真が撮れます。

ボケはフルサイズのメイン機に任せ、サブ機は解像感重視。
そんな使い分けを考えている私に1インチは最適だと思いました。







コンデジ

「RX10」がコンデジで良かったと思う最大の理由はレンズです。
「24mm-200mm、F2.8通し」というレンズはコンデジならではだと思います。

一眼レフ、ミレーレスの場合、F2.8通しのレンズというのは「24mm-70mm」と
「70mm-200mm」の2本のレンズになってしまいます。
また、「24mm-240mm」とか「18(28)mm-200(300)mm」等の高倍率ズーム
だと「F3.5-F6.3」のようにF値通しではないし、さほど明るくもないレンズになります。
これは同じ1インチセンサーのミラーレス、ニコン1の高倍率ズームも同様です。

つまり、レンズ交換式カメラのレンズで「明るいF値通し」と「高倍率」の併存というのは
諸事情あり簡単ではないということだと思います。


「明るいF値通し&高倍率」というのは「RX10」以外にもありまして、私が知っている
ところだと

・オリンパス「STYLUS 1」→センサーサイズ:1/1.7インチ、28mm-300mm F2.8
・パナソニック「FZ200」→センサーサイズ:1/2.3インチ、25mm-600mm F2.8

上記2機種です。
「RX10」含めセンサーサイズが小さいからこそ現実的なカメラサイズで実現出来る
わけですが、「明るいF値通し&高倍率」はコンデジ特有の面白さではないかと思います。






24mm-200mm / 寄れる / F2.8通し

私はサブカメラにそれ1台で大抵の撮影をこなせる万能性を求めました。
その結果が24mm-200mmという焦点距離でした。

同じ1インチセンサーでテレ端400mmの「FZ1000」や、600mmの「G3X」なんかも
評判が良いようです。また1/2.3インチでテレ端720mmの「HX90V」もなかなか
売れているようです。どこまで望遠が必要かというのは人それぞれ、用途によっても
変わってくるかと思います。

そして寄れるというのも大事な要素です。
「RX10Ⅱ」は広角端で3cm、望遠端で25cmです。これ結構スゴイですよね。
「RX10」はボケないと書きましたが、換算200mmで25cmまで寄れたら結構ボケちゃう
でしょうね。

私は以前「RX100Ⅱ」を使っていましたが、これがまぁ寄れないカメラでした。
ちなみに広角端(28mm)で5cm、望遠端(100mm)で55cmです。
私はブログ用の商品紹介写真をたいてい100mm前後で撮影するのですが、
「RX100Ⅱ」での撮影はちょっと面倒でした。


最後にF2.8通しに関しても書いておこうと思います。
動画をやっている方なんかだと「F値通し必須」という方もいるんだろうと思いますが、
私は必須というほどではありません。あくまで私の場合ですが、

・ボケづらいコンデジの望遠側は明るいに越したことはない
・ズームすることでF値が勝手に変化し、そのことを認識せずに撮影してしまうのが嫌

というのがF値通しを好む理由です。






ファストインテリジェントAF / 絞り優先時もSSが30秒まで

ここまでは私が思う「RX10」の良さに関して書いてきましたが、「RX10Ⅱ」になって
進化した部分についても書いてみたいと思います。
※私はまったく動画を撮らないので4Kとかスローモーションについては書きません。

私が「RX100Ⅱ」を手放した理由、そして「RX10」を買わなかった理由の1つがAFです。
「α6000」のファストハイブリッドAFほどの速度は求めませんが、コンデジのAFも
改善して欲しいなと思っていたのです。
私はRXシリーズにも像面位相差を載せてくるのではないかと予想していましたが、
コンデジはパナソニック同様コントラストAFで高速化していくようです。
「ファストインテリジェントAF」というのがどこまでなのか未知数ですが。。。

それと地味ではあるのですが、絞り優先撮影時の最長シャッタースピードが「RX10」では
8秒だったのが、「RX10Ⅱ」では30秒になっているのが良かったなと。






「RX10シリーズ」はあまり売れていないそうが、私は今更とてもが気になっています。
以上カメラ初心者の考えではあるのですが、参考にしていただけたら幸いです。



























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