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2014/10/30

SELP1650買ってみました その2 ~使ってみて~

本日は「SELP1650」を使ってみた感想を書いてみたいと思います。

二言で書いてしまいますと、
・使い勝手がとても良い
・画質は「単焦点レンズ > 1インチセンサーのコンデジ > SELP1650 > コンデジ」

そんな感じです。あくまで私個人の感想ですが。







まず、とても使い勝手が良いです。
「SELP1650」の使い勝手の良さとは何かというと、私の場合は以下3点です。


ズームレンズ

普段私は単焦点レンズを使うことが多いのですが、ズームレンズは写真を撮るのが楽です。
普段スマホでしか写真を撮らないという方も同じではないかと思います。
ズームレンズは楽です。


小さい

小さいというのはとても大事なことで、持ち運び、バッグからの出し入れが俄然楽です。
また写真を撮るのに人目がさほど気にならない点も私的には大きなポイントです。


寄れる

標準ズームレンズに求めるのはそれ一本である程度オールマイティーに使えるという
ことだと思います。旅行やお出かけでは風景、人物はもちろんのこと、スイーツ、料理も
撮りたいものです。最短撮影距離が50cmなんかだとテーブルフォトがとても撮りづらいです。
その点このレンズは最短撮影距離25cm-30cmなので使いやすいです。



要するに、コンデジ気分でミラーレスが使えるんです。
ズームレンズも、小さいことも、寄れることも、センサーサイズの小さなコンデジでは
当たり前のことなんです。
しかしそれをAPS-Cサイズのセンサーで、画質と価格のバランスも取りつつ実現している
ということがこのレンズの素晴らしいところだと思います。






次に画質に関して書いてみたいと思います。








まず、このレンズは「キットレンズ」という特殊な位置付けのレンズであることを
忘れてはならないと思います。
「キットレンズ」とはどんなレンズなのかと言えば、
・レンズ交換式カメラ初心者の心をつかむレンズ
・交換レンズを買ってもらうための入り口になるレンズ
だと思います。


初心者の心をつかむレンズがどんなレンズかと言えば、1つは使い勝手の良さだと思います。
前述したようにズームレンズであること、小さいこと、寄れることです。
手ブレ補正搭載もあるかもしれません。

もう一つは画質の良さです。
初心者の心をつかむ画質であるということです。
初心者の心をつかむ画質とはどんなものかといえば、私は
・解像感
・ボケ
だと思います。

初心者じゃなくても大事な要素ですが、スマホ、コンデジとの違いを実感出来るという
意味でこの2つの要素は大事になると思うんです。
解像感もキットレンズにしては良いように思います。
またF値は小さくありませんが、最短撮影距離が短いので寄ればボカしやすい印象です。
特に考えて撮影しなくてもボケてくれるという感じです。



一方で、キットレンズは交換レンズを買ってもらうための入り口になる役目も与えられて
います。つまり、使っていると物足りなくなるようなレンズでなければなりません。

例えば下の写真はSONYのハイエンドコンデジ「RX100M2」で撮った写真ですが、
車のボディーの質感がよく撮れていると思っています。
1ヶ月ほど「SELP1650」を使ってみましたが、ここまでの描写は難しいかなと感じます。



また下の写真は単焦点レンズ「SEL55F18Z」で撮った写真ですが、「SELP1650」では
ボケの質、ボケの量ともに「SEL55F18Z」のようにボカした写真は撮れません。







1ヶ月ほど使ってみた感想としてはそんなところです。
冒頭で画質は「単焦点レンズ > 1インチセンサーのコンデジ > SELP1650 > コンデジ」
と書きましたが、言い換えると、

①単焦点レンズ
②「SEL1670Z」のような高価で高性能なレンズ
③「SEL1018」のようにコンデジにない焦点域のレンズ
①~③を使わないのであれば、レンズ交換式ではなくハイエンドコンデジの方がベター

という感じです。
RX100M2」を使ってみて、Eマウントのローエンドレンズだとハイエンドコンデジに
画質で勝てないと私は思いました。
1インチセンサーといえどレンズ一体型カメラ恐るべしだなと。


しかし私は「SELP1650」を買いました。それも今更、しかも単体で。
それは像面位相差AFで使えるというのが理由です。

ただ、来年RXシリーズに像面位相差AFが載るのではないかと思っています。
また「α7000」の登場に合わせて「SELP1650Ⅱ」が登場すると噂されています。
どちらが先になるか分かりませんが、その日が来るまでは「SELP1650」を使おうと
思います。

以上使ってみた感想などでした。

























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