「サイズ選び」に関して書いてみたいと思います。
「地獄の日々でした」
「苦痛以外の何ものでもない」
「いっそ修行といったほうがいい」
JMウェストン購入にあたりネットで調べた評判はこんな感じでした。。。
靴がキツ過ぎで足がシンドイんだそうです。「いやいや盛り過ぎでしょw」と思いました。
しかしそれから数時間後、お店で試着させてもらった私はネットの情報が
大袈裟でもなんでもないと知ることになるのです。
今回はJMウェストンのサイズ選びに関して気付いた点を4つ書いてみたいと思います。
1.厳密なサイズ選びのために靴は専門店で買うべき
2.先人達、そして店員さんの言葉を信じるべき
3.靴下は薄っぺらいものを買うべき
4.シューホーンは薄っぺらいものを買うべき
1.厳密なサイズ選びのために靴は専門店で買うべき |
今回靴専門店であるJMウェストン青山店で靴を購入してみて感じたのは、
・他にお客さんがいない→サイズ選びに時間をかけられる
・店員さんがスゴイ→自社の靴のクセ、特性を把握しきっている
・再入荷する→サイズ選びで妥協しなくて済む
の3つです。
専門店って靴に限らずですがお客さんがあまりいない印象です。
自分以外にお客さんがいないというのは店員さんにしても、私達客からしても、心と時間に
余裕をもってサイズ選びが出来るというメリットになるだろうと思います。
そして店員さんの知識ですが、老舗の靴となると何十年というスパンで同じモデルが
販売されていたりします。店員さんは自社ブランドの靴を知り尽くしています。
どの部分の革がどの程度伸びるのか等々、店員さんの知識なくして最適サイズを
選ぶことは難しいんだろうと思うのです。
最後に『再入荷』すること。言い換えると『定番商品』であることです。
JMウェストンやオールデンなど、老舗ブランドの靴は定番商品が多いです。
何十年と同じモデルの靴が販売されていたりします。
セレクトショップ等で靴を買う場合、『もうここにあるサイズしかないんですよぉ』
という言葉を皆さんよく聞かれていると思います。
セレクトショップは基本再入荷はしないのでそのような事態によく遭遇するわけです。
その場合、サイズを妥協するか、その靴を諦めるか。どちらかの選択を迫られます。
しかし定番商品を扱う専門店では、そのサイズが売り切れそうなら再入荷するんです。
最悪在庫を切らしても待てば再入荷します。
「再入荷する」ということはサイズ選びにおいてとても意味あることに思えました。
セレクトショップのように鮮度を大切にするお店と、定番商品を大切に扱う専門店を単純に
比べることは出来ませんが、ことサイズ選びという点でいうと再入荷する定番商品という
のは強みだなと感じたのです。
2.先人達、そして店員さんの言葉を信じるべき |
今回JMウェストンの靴を買ってみて、サイズ選びに関し現時点で言えるのは、
「店員さんのオススメを買っとけば間違いないだろう」
ということです。安易な結論ですいません。。。
難しいことは何もありません。お店に行き、薦められるがままに何足か試して、店員さんに
オススメを聞き、購入するだけです。
ただし、先人達がBlogに書いていた通りJMウェストンの靴というのは確かに地獄です。
足の血が止まってしまうと思えるほどキツイんです。
それはJMウェストンの靴が特殊だからということではありません。
ピッチピチの小さめサイズを選んでいる(薦められる)からなんです。
最初は小さ過ぎると感じるけれど、履き込んでいくうちに革が伸びて丁度よくなる。
履き込んだ後のサイズを基準にすると最初キツイのは我慢して欲しいということだそうです。
そんなわけで厳密にサイズ選びが行われるのです。
JMウェストン愛用ユーザーの方であれば「また修行の日々だな。。。」となりますが、
私のように初めてだと「このピッチピチ感マジですか。。。?」となるわけです。
そこで先人達を、そして店員さんを信じなければなりません。
ピッチピチな靴がいつの日かいい具合になるんだと信じ。
「じゃあこのサイズでお願いします」と。
3.靴下は薄っぺらいものを買うべき |
私は私服だろうがスーツだろうが、夏だろうが冬だろうがこんな靴下を履いています。
「靴を買いに行く時はいつも履いている靴下を履いていきましょう」と何かで読んだ
気がします。なのでいつも履いているこんな靴下を履いてJMウェストンのお店に行きました。
店員さんにも聞かれました。「いつもこんな感じの靴下ですか?」と。
そうですと答えました。
すると店員さんが「靴下用意してるんで履き替えましょうか」といい、靴下をお借りする
ことになりました。お借りしたのは私がいつも履いている靴下より薄い生地の靴下でした。
私がいつも履いているのはそれなりに厚みのある靴下です。
にも関わらず薄い靴下でのフィッティングを薦められたわけです。
理由を聞くのを忘れましたが、薄い靴下がおススメなんだろうと思います。
JMウェストンの靴は「足に吸いつくような」と形容されている方を多くみます。
薄い靴下のほうが吸いつく感みたいなものがよく感じられるのかなと想像しています。
さて、例えば厚手の靴下に合わせてサイズ選びをした場合、薄手の靴下や素足で履くと
ガバガバになってしまいます。逆に薄手の靴下に合わせて靴を選んだ場合、厚手の靴下では
きつくて靴を履けないということになります。
それほどにピッチピチなサイズを選ぶんです。どの厚さの靴下に合わせるのかという話です。
私は店員さんのおススメにより薄い靴下に合わせてサイズを選びました。
なので、購入したJMウェストンを履くときは常に薄い靴下を履かなければなりません。
そんんわけで購入したのが3足で1,000円のユニクロ靴下です。ペラッペラです。
4.シューホーンは薄っぺらいものを買うべき |
毎日履くお安めの靴であれば靴べらなんて使わず履いてしまいますが、
JMウェストンはなかなかお高い靴なので大事に履こうとシューホーンを買いました。
最初に買ったのはこんなやつです。東急ハンズ新宿店で買いました。
1,000円ちょっとでした。
これを選んだ理由は、
・小さいのでジャケットのポケットに入れて持ち運べる
・革で覆われているのでポケットの中でスマホなんかを傷付けることがなさそう
・持ち手部分に指をかける輪があるので使いやすそう
の3つです。
さて、私のJMウェストンはまだピッチピチです。靴下の厚みにすらシビアです。
にも関わらず、シューホーンの厚みを私は考慮していなかったのです!
ポケットの中でスマホを傷付けないでいいだろうと革で覆われたこのシューホーンを
選んだのですが、厚みが3mmくらいあるんです。私の靴と足の間に3mmなんて隙間は
ありません。最後シューホーンを引き抜くのが大変なんです。
そこで私はなんだか安っぽく見える、いかにも普通な靴べらを買い直したのです。
800円くらいでした。
これは厚みが1mmくらいです。
厚みにして2mmの差ですが結構違います。
皆さんもシューホーンを買われる際はあまりゴテゴテしたものではなく、ともかく
薄っぺらいものをオススメします。
以上私がJMウェストン購入にあたり感じたサイズ選びに関して書いてみました。
JMウェストンが特殊なわけではないと書きましたが、JMウェストンの革は柔らかい革で、
木型でカタチを決めるのではなく、履き込んでいく中でユーザーの足が靴のカタチを決める。
そのため履き込めば他の靴では味わうことの出来ない吸い付くような履き心地が手に入る。
まったくの想像ですが、そんなこともあるのかもしれません。
オールデンを検索しても地獄だったとは書かれていないので、
『JMウェストンは最初地獄』
これはJMウェストンの特徴になってしまうのかもしれません。
※当記事内容はあくまでローファーに関することで、ヒモで結ぶ靴はまた違うようです。
以上、JMウェストン初心者がサイズ選びで感じたことでした。
あくまで1人の初心者の意見としてですが、参考にしていただければ幸いです。
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