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2011/06/05

Dockが物語るタブレット端末の個性

6月、7月とHoneycomb端末の発売ラッシュになりそうなJapan、いかがお過ごしでしょうか。

Android勢はOS横並びのため、各メーカー独自の特徴を出そうと頑張っています。
今回は各端末の「Dock」からその端末の個性を考えてみたいと思います。







私はスマートフォンにしろタブレットにしろ、購入を判断する際「Dock」を重要視しています。

10年以上前のWindowsCE端末にも、数年前までのガラケーにもDockは存在していました。
ただそれらは基本的に充電、もしくはホストPCとのSyncが主な役割でした。

しかし、場所を取るとか、Dockに挿すのが面倒という理由でDockを使わなくなるという結末を
迎えていたように思います。


ただ、最近は状況が変わってきていると思います。
それはモバイル端末の位置付けの変化です。最近は「モバイル端末」というよりも、

・DAPから更に進化した高機能マルチメディア端末
・ノートPCの替わり、さらにはパソコン代替端末

というイメージだと思います。


家、オフィスでは小さな画面ではなく、TVやPCモニタに接続したい。
マウス、キーボードを接続すればメール打つのも楽だ。

こうなってきますと、充電とSync以外にも機能を持ったDockが必要になってくるわけです。
といったことを踏まえいくつかDockを見ていきたいと思います。





「Atrix 4G」 by MOTOROLA

「HD Multimedia Dock」

・Micro HDMI x1
・USB x3
・Headset jack
・DC jack











これはDock大好きaslan的にはベストなドックです。
使ったことないので使い勝手は分かりませんが、端子的にはパーフェクトです。
ヘッドセットジャックというのが良いですね。
デザインもグッドです。

「ビジネスマン達よ、さぁ新時代だ!」

というイメージです。
パソコン代替端末の雄といった感じでしょうか。
Webtop機能は当然ですが、Dockにもコンセプトが出ていると思います。





「Thrive」 / 「Ragza Tablet AT300」 by TOSHIBA

「ポート拡張クレードル」

・HDMI x1
・USB x2
・Audio output jack
・DC jack








端末本体含め他との違いはHDMI、USB、SDカードがフルサイズなことです。
これもパソコン代替派です。

「既存資産もお使えいただけますし、御社で大量導入をご検討いただけませんでしょうか?」

というイメージです。デザイン含め。
Thrive、AT300のデザインはショボイですが、お堅い日本企業への導入を目指すという
明確なメッセージを放つ端末、Dockだと思います。

東芝のAndroid端末は2chで大変不評ですが、私はこのDockのためだけに東芝の
端末を買おうかと考えています。





「Galaxy Tab 10.1」 by SAMSUNG

「Desktop Dock」

・Mini HDMI x1
※製品版ではHDMI端子非搭載
・Audio output jack
・30pin connector(専用コネクタ)





専用コネクタ、USBコネクションKitなど、

「iPadパクってますが何か?」

というイメージのDockです。デザインはだいぶ異なりますが。

端末の両端を覆うガイドがある点は使い勝手的に良いのではないかと想像しています。
HDMI端子とオーディオ出力のみというマルチメディア派ですね。
※製品版ではMini HDMI端子非搭載の代わりに、HDTV Adapterが発売されました。













iPadで言うところの「Camera Conection Kit」経由でUSB機器が使えるならGalaxy Tab 10.1を
買おうと思っています。"Only for Galaxy Tab 8.9"が気になりますが。。。















「XOOM」 by MOTOROLA

「Speaker HD Dock」

・Micro HDMI x1
・Speaker inside
・DC jack









このDockはいまいちツッコミどころがありません。

「普通」

って感じです。いまいちメッセージを感じません。スピーカー内蔵だけに「デカイな」くらいです。

一応他との違いを書いておきますと、名前の通りスピーカー内蔵である点。

あとXOOMを保護カバーを付けて厚みが増してもアタッチメントを替えることで
Dockに刺さるという点があると思います。これはAppleも取り入れてほしい機能です。





「iPad 2」 by APPLE

「iPad 2 Dock」

・Audio output jack
・Dock connector(専用コネクタ)







これは他に類を見ない低機能Dockです。変換アダプタ経由でないとHDMI出力すらありません。
必要な人はHDMI変換アダプタなり、AppleTVを買い足してねと。
良く言えば最大公約数的ミニマムデザインということかもしれません。

もうひとつ重要なことは、縦置きという点です。HDMI経由でTVに写した映像の間抜けなこと。

「君達が何を求めているかは重要じゃないんだ、俺達が与えたものをただ使えばいい。」

Dockからもそんなメッセージを感じます。
多くを望まなければその言葉に偽りはないと納得させてくれるだけの完成度があります。





以上いくつかのDockをご紹介いたしました。
私の独断と偏見でDockを斬ってみましたが、Dockってその端末の個性を反映していると
思いませんか?

最近は非接触充電が流行りですが、HDMI、USB等の無線化がメジャーになるまでは
Dockの役割は大きくなっていくと思っています。


SamsungとAppleにはキーボードドックがあったり、MotorolaとAppleには
純正Bluetoothキーボードがあったりします。
このへんはまたの機会に書きたいと思います。







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