< Translate >

2017/03/03

Sigma 19mm F2.8 EX DN買ってみました その1 ~ 28mm ~

去年7月にSigmaの「30mm F1.4 DC DN」を買いました。
非常に素晴らしいレンズで絶賛愛用中です。



ただ、「30mm F1.4 DC DN」は少々大きいんです。
購入当時のブログに「サイズと重さを妥協した」と私は書いています。

例えば六本木で知り合いとご飯を食べる。そんな時でも私は「NEX-5T」を持っていきます。
しかし、「30mm F1.4 DC DN」だとちょっと大きいなと感じるんです。
そこで小ぶりな同Sigmaの「19mm F2.8 EX DN」を購入しました。今更。







調べてみると、「19mm F2.8 EX DN」は2012年4月に発売されたようです。
ちなみに、初代の「RX100」の発売が2012年6月だそうです。
そう考えると随分昔のレンズのように感じます。

私がこのレンズを購入するにあたり気にかけたことなど書いてみたいと思います。



1.換算28mmという焦点距離

「30mm F1.4 DC DN」は少々大きいと書きましたが、換算45mmは少々狭いという
印象も持っていました。私は建物だったり、インテリアの写真を出先で撮ることも多く、
気軽に持ち歩ける広角レンズも欲しいと考えていました。

そして、換算28mmといえば何が思い浮かぶでしょうか?
カメラ歴の長い方だとContaxだったり、GRとかが思い浮かぶのでしょうか。
カメラ歴の浅い私は「スマホ」が思い浮かびます。

以下2枚の写真は私が去年5万円ほどで購入したスマホで撮った写真です。
ここ1~2年のスマホの画質には本当に驚かされます。少なくともスマホやタブレット
程度のディスプレイで見る分にはなんら不満のない解像感です。
ここで私は自問自答しました。
「換算28mmのレンズってわざわざ買う意味ある?それスマホでよくない?」と。



もちろん意味がないわけではありません。
「スマホ」と「APS-Cミラーレス」ではセンサーサイズが異なります。
つまり「高感度耐性」と「ボケ」に関しては明確な差があると思います。

高感度耐性で言えば、APS-CだとISO1600辺り、スマホはISO400辺りが「綺麗」だと
感じる限界かなと感じています。暗いレストランで料理の写真を撮るなんて用途なら
APS-Cミラーレスに28mmレンズを使う意味はあるかなと思います。

ボケに関して言えば、APS-Cといっても広角レンズですし、F2.8ですし、さほどボケは
しないと思います。そもそも広角レンズでそんなにボカしたい?ということもあります。
ボケに関しては使っていく中で判断したいと思っています。






2.デザイン、サイズ

まずデザインで言うと、私が今回購入したレンズの後継機「19mm F2.8 DN」ですが、
これはアルミでピカピカしてるのが好みではなく、やむを得ず型落ちのほうを中古で
購入しました。



サイズに関して言うと、私は「Sigma 30mm F2.8 EX DN」、「SEL35F18」くらいが
気に入っています。どちらも既に手放してしまいましたが、気軽に持ち歩くには
いいサイズでした。「19mm F2.8 DN」も好みなサイズです。
この辺りのサイズを超えると、日常的に持ち運ぶことに軽くストレスを感じます。私は。







3.開放の周辺画質

最近レンズの購入を検討する時、

・開放から周辺も解像する
・それをDXOの測定データで確認する

というのを重視しています。
DXOに測定データが登録されてるレンズの場合ですが。

例えば「19mm F2.8 EX DN」と焦点距離が近い「SEL20F28」。
そして「19mm F2.8 EX DN」の兄弟レンズである「30mm F2.8 EX DN」。
そして今回購入した「19mm F2.8 EX DN」。



これら3つのレンズの開放におけるシャープネスのDXO測定データが以下です。
焦点距離は違いますが、「30mm F2.8 EX DN」は開放から全域でシャープです。
「19mm F2.8 EX DN」の開放は「SEL20F28」よりは多少マシといった感じです。



解像感、サイズを重視するならスマホやRX100シリーズで十分でしょうし、
ボケや画質を重視するならα7シリーズに「SEL28F20」でしょうし、
あえて「19mm F2.8 EX DN」を選択する理由は薄いかなという感じです。。。






解像感に限って言えば最近のスマホの画質は相当に良いと思います。
ボケや高感度耐性に興味がなければミラーレス、一眼レフの換算28mmレンズを
買う理由を見つけるのはなかなか困難だろうと思います。

そしてiPhoneは換算28mmに続き換算56mmのレンズも搭載し、かつデュアルカメラで
深度情報を取得しボケをソフトウェア的に付加することも出来るようになりました。
換算28mmのレンズに続き、「標準域のレンズもスマホでいいんじゃね?」という日が
すぐそこまで来ているのかもしれません。
デジカメ好きとしては複雑な気持ちです。


























0 件のコメント :