・寄れる(最短撮影距離30cm程度)
・小型軽量
私はそんな理由で「APS-Cミラーレス+換算50mm単焦点レンズ」を愛用しています。
「写真を撮るぞ!」という時はフルサイズを持ち出しますが、「お出かけついでに写真を
撮る」というような時は「APS-Cミラーレス+換算50mm単焦点レンズ」を持ち出します。
そんなわけで、これまで換算50mm近辺の標準域単焦点レンズは複数使ってきました。
そして、今私が使っている標準域単焦点レンズは「Sigma 30mm F1.4 DC DN」です。
私がこれまで使ってきた標準域単焦点レンズの使用感と、「Sigma 30mm F1.4 DC DN」に
求めた性能について本日は書きたいと思います。
これまで使ってきた標準域単焦点レンズ |
#1.Sigma 30mm F2.8 EX DN |
悪点:開放F値が2.8なのであまりボケない
良点:開放から全域シャープ、小型軽量、お安い(当時の購入価格は1万円前後)
#2.Zeiss Touit 1.8/32 |
悪点:全域がキリッと解像するのはF2.8くらいから、AFが遅い
良点:ボケの滑らかさ、玉ボケの綺麗さは抜群
#3.SONY SEL35F28Z |
悪点:開放F値が2.8なのであまりボケない
良点:開放から全域シャープ、小型軽量
#4.SONY SEL35F18 |
悪点:全域がキリッと解像するのはF2.8くらいから
良点:手ぶれ補正搭載、小型軽量、まあまあお安い
整理すると |
私がこれまで使ってきた上記レンズを整理すると、2種類のレンズに分けることが出来ます。
1.開放F値が2.8のレンズ→ボケ量は少ないものの開放から全域でシャープ |
「30mm EX DN(左)」と「SEL35F28Z(右)」の開放における解像具合 @DXO
2.開放F値が2未満のレンズ→ボケ量は多いものの開放では隅の解像が特に甘い |
「Touit 1.8/32(左)」と「SEL35F18(右)」の開放における解像具合 @DXO
上記レンズはどれもパンケーキレンズとは言えないまでも小型軽量のレンズです。
「開放から全域でシャープ」と「開放F値が2未満」を小型軽量のレンズで同時に実現
するのは簡単ではないんだろうと思います。
ただ、せっかくAPS-Cを使っているのでボケてくれないと面白くありません。
しかし、せっかくボケていてもピント面の解像が甘いとそれもまた面白くありません。
今使っている「Sigma 30mm F1.4 DC DN」 |
そこで白羽の矢を立てたのが「Sigma 30mm F1.4 DC DN」です。
このレンズは「開放から全域でシャープ」という特徴と、「開放F値が2未満」という
特徴を両方兼ね備えているレンズなんです。
SEL35F28Z(左)、SEL35F18(中)、30mm F1.4 DC DN(右)の開放における
解像具合 @DXO
さすがにF2.8が開放の「SEL35F28Z」ほどは解像していませんが、
「Sigma 30mm F1.4 DC DN」がF1.4であることを考慮すれば素晴らしいと思います。
またF1.8が開放の「SEL35F18」の解像具合と比較すれば一目瞭然だと思います。
ただしです。
「Sigma 30mm F1.4 DC DN」は他と較べて少々大きく重いんです。
サイズ、重さは「SEL55F18Z」と似たようなスペックになります。
なので単純に「Sigmaスゲー!」ということではありません。
ちなみに「SEL55F18Z」も開放から全域でシャープ、かつ開放F値が2未満のレンズです。
「写り良し、サイズ良し、価格良し」というような都合の良いレンズはありません。
レンズが光学機器である以上、どこかしら妥協をする必要があります。
私はこれまで「開放の解像具合」とか「ボケ量」を妥協をしてきたわけです。
それが今回初めて「サイズと重さ」を妥協してみたわけです。
実際に開放F1.4からどの程度解像するのか色々写真を撮って検証したいと思いますが、
「Sigma 30mm F1.4 DC DN」を購入した理由はそんな感じです。
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