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2016/05/31

windows10を無償クリーンインストールしてみました。

2016年7月29日。
Windows10への無償アップグレード期日が迫ってまいりました。


私はWindows8、8.1をスルーしWindows7をこれまで使っていました。
Windows7にまったく不満はなかったのですが、長いこと使っていて挙動がおかしくなっていた
ところもあり、Windows7を再インストールするくらいならWindows10を入れてみようと思い
クリーンインストールしてみたわけです。

もうすでに先人達が多くこの内容について書かれていると思うのですが、今回のWindows10
クリーンインストールで私が気をつけたこと、気づいたことなど書いてみたいと思います。

























さて、私はWindows95、98、2000、XP、VISTA、7とWindowsを乗り換えてきました。
その経験の中で、

「Windowsはアップグレードではなくクリーンインストールすべし!」

という教訓を得ました。
これは私がPCを使ううえで結構大切にしている教訓です。
無償アップグレード期日間際までアップグレードしなかったのは、

「無償アップグレードするくらいならDSP版買ってクリーンインストールしたほうがマシ」

と考えていたからです。
しかし調べてみると、

「Windows7、8.1のライセンスを使って無償クリーンインストールも出来る」

らしいことが分かりました。
クリーンインストール派の方は期日前に無償クリーンインストールされることをオススメします。






Windows10インストールの特徴

私が気になったいくつかの特徴を書いてみたいと思います。
※ただし、もしかするとWindows8.1も同様だったかもしれません。

特徴1.無償クリーンインストールするにはインストール用USBメモリないし、DVDを作る必要あり

Windows7、8.1起動中にWindows10へのアップグレード作業を開始することが可能ですが、
それだとあくまで「アップグレード」であり、「クリーンインストール」することは出来ません。

クリーンインストールするにはUSBないしDVDのインストールメディアを作成し、USB、ないし
DVDでBOOTしてインストールを開始する必要があります。それなら

・クリーンインストール
・パーティションの切り直し
・32bit、64bitの選択

が可能です。


特徴2.アップグレードする際、個人用ファイル、アプリを引き継ぐかどうか選べる

これも8.1でもあった機能なのかもしれませんが、「クリーンインストール」ではなく
「アップグレード」する際に元の環境から引き継ぐデータを指定することが出来ます。

・個人用ファイルとアプリを引き継ぐ
・個人用ファイルのみを引き継ぐ
・何も引き継がない

の3つから選べます。

アプリを引き継がなければアプリの入れ直しが必要になりますし、個人データを引き継がなければ
保存した写真等のデータがクリアされるんだと思います。試してないので断言は出来ませんが。

少なくとも大事な個人データはUSB HDD等に逃がしておいてからアップグレードすることを
オススメしますが、個人用ファイル、アプリを引き継いでアップグレードすれば、

・Windows10をアップグレード前とそう変わらない状態で使える
・最悪1ヶ月以内ならアップグレード前の状態に戻す事ができる

というメリットがあるんだろうと思います。
面倒は嫌だというような方は個人用ファイル、アプリを引き継いでアップグレードされることを
オススメします。

ちなみに、個人用ファイルもアプリも引き継がずにアップグレードしても「Windows.old」フォルダは
生成されていました。そこに個人用ファイル、アプリがバックアップされているのかどうかは
分かりませんが。
いずれにしろ、データを一切引き継がない設定でアップグレードしても、クリーンインストールとは
違うんだろうということです。


Windows10に関して詳しく知りたいという方は以下Microsoftサイトをご覧ください。

Microsoftアップグレードガイド






手順1:Windows10インストールメディアを準備する

私はUSBメモリをインストールメディアにしました。

・コンプライアンス的にUSBメモリは使えない
・USBブート出来ないPCを使っている

という場合はDVDになるかと思いますが、USBメモリを使うほうが簡単だと思います。


まずはインストールメディア作成のためのツールを以下Microsoftサイトからダウンロードします。

Microsoft ~Windows10を入手する~
































PCのことはよく分からない、クリーンインストールは面倒だとという方は「今すぐアップグレード」を
クリック。アップグレード用アプリのダウンロードが始まります。

クリーンインストールしたいという方は「ツールを今すぐダウンロード」をクリックします。
インストールメディア作成用のアプリがダウンロードされます。
以降インストールメディア作成用アプリの操作画面の説明になります。


ライセンス条項に同意
・今すぐアップグレードする
・インストールメディアを作成する

のどちらかを選択。
インストールメディアを作成したいので後者を選択。


言語、エディション、アーキテクチャを選択する。

「このPCにおすすめのオプションを使う」の
チェックを外すと、

アーキテクチャを

・32bit
・64bit
・両方

のオプションが選択出来る。
ここで選択されたアーキテクチャ用の
インストールメディアが作成される。
使用するメディアを

・USフラッシュドライブ
・ISOファイル(DVDに焼いて使う)

から選択。
インストールメディアにしたいUSBメモリを選択。
するとWindows10のダウンロードが始まります。
これでインストールメディアが完成です。














手順2:Windows10をクリーンインストールする

・インストールメディアが準備出来た
・必要なデータのバックアップが完了し、CドライブをフォーマットしてもOKになった
・覚えておかないといけない設定情報をメモった
・最悪翌日から数日パソコンが使えない状態になってもよい
・Windows10用のドライバを各メーカーサイトからダウンロードした

という感じで諸々の準備が整ったらクリーンインストールを開始します。


まずはBIOSのBOOTプライオリティをUSBトップに変え、USBから起動します。
以下USBから起動したWindows10インストール画面の説明になります。


まずはアーキテクチャの選択画面。
インストールメディア作成の際に選んだ
アーキテクチャから選ぶことが出来る。
PCハードウェア、使うソフトウェアが対応している
アーキテクチャを選択しましょう。
言語やらタイムゾーンやらキーボードの設定。
今すぐインストールをクリック
プロダクトキー入力画面。
もちろんWindows7なり8.1のプロダクトキーでOK。
ライセンス条項に同意。
・アップグレード
・カスタム(クリーンインストール)

かを選択します。
もちろんクリーンインストールを選択。
見慣れた画面です。
パーティションの切り直し、フォーマット等行う。
そしてWindows10のインストール先を選ぶ。
するとインストールが開始されます。
あとはいつものインストール作業です。


インストール直後、OSの容量は15GBほどでした。











Windows10をクリーンインストールしてみて

新しいOSだからといってメリットがあるかと言われれば、特には感じない

最近はマイクロソフトのサポート打ち切りが早いので、乗り換えざるを得ないというところも
正直あります。フラットデザインのGUIがカッコいいかなとか、OSの通知音がカッコいいとか、
今のところそれくらいしか感じることはありません。


特殊なハードウェア、ソフトウェアを動かしている場合を除き問題が起きるとは思えない

登場からもうすぐ1年ということで、おおよそメジャーなハードウェア、ソフトウェアは安定して
動作してくれる状態になっているのではないかと思います。


アップグレード期日以降、Windows10の再インストールが可能なのかどうか気になる

今気になっているのはこれだけです。
7/29の期日まではWindows7、8.1のライセンスでインストールできますが、それ以降に
再インストールする場合どうなるのか心配です。
これは期日前にMicrosoftに聞いてみたいと思っています。


「Windows10へのアップグレードを回避する方法」がネット上に溢れるほど拒絶されていた
Windows10ですが、自分の納得いく手順でインストールしてみた結果に不満はありません。
Windows10用ドライバの準備は面倒ですし、クリーンインストールだと環境再構築が
面倒ですが、個人的には期日前の無償クリーンインストールをお薦め出来ます。


以上ですが参考にしていただけば幸いです。
なお、当記事の内容に誤りがあることもあるかもしれません。
他の方の情報も参考にしていただきつつ、クリーンインストールを試していただければと思います。









9 件のコメント :

masako さんのコメント...

はじめまして
win10への無償アップデートを期日前ギリギリにこなし、しかし、「クリンインストール」がどうしても気になり、他のサイトをあちこちしてこちら様へたどりつきました。
私は、PCに関してはまだ歴史も浅く、素人にドが100回ついてもまだ足りないくらいの素人なんで、バカな質問を致しますと思いますが、どうぞ、「無理!」と思われたら、無視してください。
クリンインストール前に、「Windows10用のドライバを各メーカーサイトからダウンロードした」とありましたが、必要なドライバとは、まず何と何が必要なのか、それはどうしたらわかるのでしょうか?
私は、LenovoB590という型番のノートPCで、こちら様とおなじく、Windows7からの10へのアップグレードになりました。
アップグレード後、10の認証プロダクトキーも入手しました。
もちろん、USBにインストールメディアも焼きました。
しかし、その必要なドライバというのが、わからず、踏み込めないでおります。
また、このコメントがお目に留まって、仕方ないなぁ~と、少しの同情心でも沸きましたらで結構ですので、お教え頂けましたら、幸いです。
本当にこんな質問をして申し訳ありません。

aslan さんのコメント...

コメントありがとうございます。
ただ今出先ですので、夜にでも改めてお返事させていただきます。

aslan さんのコメント...

お返事遅くなりました。

「B590」のWindows10用ドライバは、

http://support.lenovo.com/jp/ja/products/laptops-and-netbooks/lenovo-b-series-laptops/lenovo-b590-notebook?beta=false

からダウンロード可能なようです。


私は経験上

・チップセット関連のドライバ
・LAN、WiFi関連のドライバ
・ディスプレイアダプタ関連のドライバ
・オーディオ関連のドライバ
・マウス関連のドライバ

上記5つに関連するドライバはインストールします。
逆に言うとそれ以外のドライバは大抵入れません。
ネットにつながり、ディスプレイが正常に表示され、音が出て、マウスが動けば
PC操作に困らないので、最低上記のドライバだけはインストールします。

ただし、ドライバーをインストールしなくてもパソコンが正常に動作する場合、
例えばLANが繋がるとか、WiFiが繋がるとか、ディスプレイが正常に表示されるとか、
音が出るようであれば改めてユーザーが手動でドライバをインストールしなくても
いいと思います。
つまり、インストールする必要があるかないかの判断は、そのデバイスがOSインストール後
正常に動作するかしないかで判断すればいいと思います。


ただ、OSをインストール後にLANが繋がらなかったとします。その場合ドライバを
手動で入れるわけですが、もしパソコンを1台しか持っていなかった場合、ドライバを
ダウンロードする手段がないんです。
なので、最低でも上記5つに関連するドライバはダウンロードしてUSBメモリ等に
入れておくことをオススメします。
冒頭に記した「B590」のドライバ一覧URLでいけば、

・Intel チップセット サポート
・Intel マネージメントエンジン インターフェース ドライバー
・Realtek イーサネット コントローラ ドライバー Windows 10 (64bit) - Lenovo B590
・Synaptics タッチパッド ドライバー

最低限上記5つはダウンロードしてUSBメモリ等に入れておいた状態でOSのインストールを
行うことをオススメします。


上記がご質問の意図に沿ったお返事でなければ改めてご質問いただければと思います。
最後に、OSのインストールはPC操作の中でも難しい部類に入ると私は思います。
バカな質問ではないと思います^^
Windows10のインストール、頑張ってください!

masako さんのコメント...

aslanさま
おはようございます。
先日は、本当に本当にご親切に、また丁寧なご返答と回答を頂き、ありがとうございました。
aslanさまのご指示どおり、Lenovoへ行き、必要なドライバ(チップセット等)をDLし
いよいよクリーンインストールに挑戦してみました。
結果は、無事クリーンインストールでき、こうして、お礼に伺った次第です。
本当に、こんな私を丁寧にお導き頂き、感謝しています。
用意していたデバイスでしたが、終わってみれば、必要ありませんでした。
自動認識というのか、クリーンインストール作業の終わりのほうで、「必要なデバイスを
インストールしています」という表示が出て、すぐインターネットにはつながりました。
他も問題なく動いています。
はじめての作業で緊張しましたが、何度も何度もこちらのブログを読んで、のぞみました。
本当にありがとうございました。
お礼が遅くなり、申し訳ないです。
また、今後ともご指導頂けましたら、幸いです。
季節柄、どうぞご自愛ください。 
ありがとうございました。

aslan さんのコメント...

コメントありがとうございます。

無事インストール出来たようで何よりです^^
何か不明なことがあればまたいつでもご質問ください。

Nerv さんのコメント...

こんにちは。
早速ですが、当方 Lenovo B590 59394997 を使用しております。そして、偶然にもaslanさんと全く同じ方法でWindows10をクリーンインストールして使用しています。

ところで、最近までヘッドホンを使用する機会がなかったので気が付きませんでしたが、ヘッドホンを接続して使用中に「ヘッドホンから音が出ているのに内蔵スピーカーからも音が出ている。」ことに気が付きました。

サウンドの再生項目には「スピーカー/ヘッドホン」が規定のデバイスとなっています。

リアルテックのサウンドマネージャーでは、ヘッドホンを接続しても「コネクタ設定」の黄色い旗が現れず....??

(知人に組んでもらったデスクトップでは、ヘッドホンを接続してスピーカーから音が出ますが、リアルテックのサウンドマネージャーのコネクタ設定を「ヘッドホン」にすればスピーカーの音は出なくなります)

知恵袋検索したら、Windows10の高速起動設定をオフにすれば良いと出てましたので、それはやってみましたが、ヘッドホンとスピーカーの両方から音が出ます....

aslanさんの方は、どうでしょうか?

aslan さんのコメント...

Nerv様
コメントありがとうございます。

当方リアルテックのサウンドインターフェースを積んだPCを
所有していないので、Nerv様の症状を再現する環境がありません。

少し検索してみたところ、リアルテックの設定画面でイヤホンを
挿した時のスピーカー出力動作を設定出来るようです。
https://www2.mouse-jp.co.jp/ssl/user_support2/sc_faq_documents.asp?FaqID=12743
https://www2.mouse-jp.co.jp/ssl/user_support2/faq/12743/R07.jpg

既にお試し済みの設定でしたらすいません。

Nerv さんのコメント...

リアルテックのサウンドドライバー、ヴァージョンの古い物を順次インストールした結果、ヴァージョンが古い分エフェクト機能がスポイルされましたがヘッドホンとスピーカーの切り離しが出来るようになり、解決しました。

有り難う御座いました。

aslan さんのコメント...

お力になれず申し訳ありませんでした。
しかし無事解決したのことで良かったです。