< Translate >

2016/01/02

三脚の選び方 ~ 使い続けられる三脚を選ぶ ~

本日は「三脚の選び方」について書いてみたいと思います。
偉そうに三脚について語れるほど私も詳しくはないのですが、
「初めて三脚を買おうと考えている」というような方の参考になればと思います。

まずお伝えしたいことは、「三脚は3つのパーツで構成されている」ということをです。







私が初めて三脚を買った時、最も優先したのは折りたたんだ時の小ささでした。
気軽に持ち運べることが最大の関心事だったからです。
今その三脚はタンスの肥やしとなり眠っています。
私はその三脚を選んだことを失敗だと考えています。

「タンスの肥やしにしかならない三脚」

を選んでしまったというのが失敗だと考える理由です。


「タンスの肥やしにしかならない三脚」というのは、まったく使い道のない三脚です。
例えば剛性の低い三脚を買ってしまったとします。コンデジを載せて使っているぶんには
問題なかった三脚が、一眼レフを購入し載せてみると頼りなく感じる。
よくある話だと思います。

しかし、少なくともその三脚はコンデジなら使えるわけです。
ヤフオク用の写真撮影程度なら一眼レフで使っても許容範囲内かもしれません。
富士登山に持っていくなら剛性より軽さを重視してその三脚を持っていくかもしれません。
つまり、剛性が低くても使い道はあるんです。


カメラの趣味がステップアップしてくれば三脚もステップアップする必要に迫られます。
新しい三脚を買った時、それまで使っていた三脚がタンスの肥やしにしかならないのか。
それとも何かしら使い道があるのか。
初めて三脚を購入する時、最も重視すべきはそこだと私は考えます。

あくまで私個人の考えではあるのですが、タンスの肥やしになりにくい三脚の条件を
3つ挙げたいと思います。






条件1.雲台(ヘッド)が交換可能な三脚

雲台、クランプ、脚。
その中で私が最も重視するのは「雲台」です。


雲台というのは望んだ構図でカメラを固定してくれるパーツです。
大抵の方はそうだと思いますが、三脚の中で最も長い時間操作するパーツは雲台です。
そして最も繊細な操作をするパーツも雲台です。

前述した通り、三脚の剛性が低くても使い道はあるんです。
しかしです。雲台の操作性が悪いとか、止まって欲しい構図でカメラが止まって
くれないとか、雲台の質の低さは三脚全体の質を致命的なまでに下げてしまうんです。

私はマンフロットの「COMPACT LIGHT」という三脚を少し前に購入しました。
おそらく、初めて三脚を購入する方なら不満を感じることなく使える三脚だと思います。
しかし、私はその雲台の質の低さに愕然としました。
三脚初心者の方もいずれその雲台に不満を感じるようになることでしょう。
これはタンスの肥やしになる未来が約束された三脚だと私は思いました。
実際「COMPACT」シリーズがタンスで眠っているという方も多いのではないかと思います。


では、タンスの肥やしになりにくい三脚はどういう三脚か。
それは雲台が交換可能な三脚です。
たとえ雲台に不満を感じるようになっても、質の高い雲台、操作性の良い雲台、
撮影スタイルに合った雲台に交換して使い続けられる三脚。
それがタンスの肥やしになりにくい三脚だと私は思います。

「COMPACT LIGHT」は雲台交換が出来ない三脚です。
しかし、現在私が最も高い頻度で使っているのはこの三脚です。

なぜタンスの肥やしにならずに使えているのかといえば、
雲台が交換出来たからなんです。
なので使い続けられているのです。
雲台を交換した「COMPACT」シリーズは素晴らしい三脚です。
雲台の交換方法は こちら をご覧ください。





条件2.脚は最低2本

「小は大を兼ねない、大は小を兼ねない、
とはいえ中はタンスの肥やし」

三脚はそんな風に言われることが多いようです。
※最後のは私が付け足しました^^;

マンフロットの機種を例えにさせていただくと、「190」1本で全ての撮影をこなそうと
考えるより、「befree」+「055」の2本を使い分けたほうが快適に撮影出来ると思います。
「befree」1本で全ての撮影をこなそうと考えるより、「COMPACT LIGHT」+「190」の
2本を使い分けたほうが快適に撮影出来ると思います。

例えば、使うかどうか分からないけど旅行に三脚を一応持って行くとします。
そんな時、ちょっと頼りなくても小さな三脚が重宝します。
逆に気合を入れて大自然の中で写真を撮る場合、風はビュービュー吹いてるし、
足場は悪いし、ちょっと大袈裟な三脚のほうが安心出来るんです。


使うカメラ、レンズの重さ、撮影スタイルによって「中」が「190」だったり「befree」
だったりします。どのクラスが「中」なのかは人それぞれ異なりますが、万能な「中」より、
ちょっと頼りない「小」と、ちょっと大袈裟な「大」の2本を使い分けることを私は
オススメします。

大抵の方は小さめ、剛性低めな三脚を最初の1本として買われると思います。
いずれその三脚に不足を感じることになると思います。
しかし選び方を間違えなければ、それは「ちょっと頼りない『小』」として末永く活躍
してくれます。






条件3.アルカスイス互換クランプ

クランプは雲台とカメラを接合するパーツで、大きく分けて3つ種類があります。


・ネジ止めタイプ

どんなカメラにも底面に三脚穴が開いています。その穴でネジ止めするタイプのクランプ。
クイックリリースと違いプレートを必要とせず、どんなカメラでも取り付けられます。
ただクイックリリースと比べると、カメラを雲台に取り付ける手間が余計にかかります。


・メーカー独自規格クランプ

三脚メーカー独自規格のプレートだけが使えるクランプです。
日本で入手性のよいマンフロット、スリック、ベルボンのクランプはほぼメーカー独自
規格です。ガラケー同様、ガラパゴス・クランプだと私は思っています。


・アルカスイス互換クランプ

アルカスイス社のクランプと互換性のあるクランプで、海外メーカーが多く採用しています。
この互換規格に則っているプレートでればメーカーを問わず使うことが出来ます。
事実上グローバルスタンダードと言っていいのではないかと思います。





ネジ止めタイプは一手間余計にかかるのであまりオススメはしませんが、メーカー独自
規格のクランプだろうが、アルカスイス互換のクランプだろうが、三脚1本だけ所有して
使っている分にはどちらでもかまわないのです。

しかし、三脚の本数が2本、3本と増えていくとクランプが統一されていることが大事に
なってきます。クランプの種類が混在していると、三脚にカメラを載せ替える度に
プレートを交換する必要が出てきてしまうからです。
クランプの種類が混在する面倒さをYouTuberの瀬戸さんが語っています。





ではどのクランプで統一するのか。

仮にマンフロット独自規格のクランプ(≒雲台)で統一すると、その後マンフロットの
雲台しか買えなくなってしまいます。マンフロット社はそれを願っているでしょうが、
ユーザーから見れば邪魔な縛りでしかありません。
なので、最初からアルカスイス互換クランプの三脚を選ぶことをオススメします。
どうしてもマンフロットの三脚がいい、スリックの三脚がいい、ベルボンの三脚が
いいという場合、雲台を後からアルカスイス互換のものと交換すればいいのです。
雲台が交換出来るメリットはここでも大きなアドバンテージになります。






初めて買う三脚としてオススメ

長々と書いてしまいましたが、最後に私のオススメする三脚を書いておこうと思います。

コンデジ、ミラーレスをお使いであれば、「SIRUI T-005」が、大き目のミラーレス、
小さめの一眼レフをお使いであれば「SIRUI T-004」がオススメです。

どちらも1万円ちょっとします。初めて三脚を買われる方は少し高いと感じられるかも
しれません。しかし、半額で買えるマンフロット、スリック、ベルボンよりも間違いなく
質の高い三脚です。
また、最初からアルカスイス互換の雲台が付属しています。後で雲台を交換しなくても
よいと考えれば決して高くはありません。


ちなみに、「SIRUI」というのは最近勢いのある中国の三脚メーカーです。
同じく「BENRO」、「MeFOTO」、「Fotopro」なども中国の三脚メーカーで、日本での
評価も良いようです。私も家電量販店で触ってみてその剛性感の高さに驚きました。

上記のメーカーはどのメーカーも似たようなクラスの三脚を出しています。
その中で「SIRUI」を選んだのは重量が若干軽かったからです。


メーカー:SIRUI
型番:T-005

重さ:1.03kg
最大高さ:1m39cm
段数:5段
折畳サイズ:33.5cm

雲台:C-10X
雲台取外し可
アルカスイス互換

メーカー:SIRUI
型番:T-004

重さ:1.1kg
最大高さ:1m47cm
段数:4段
折畳サイズ:40cm

雲台:C-10X
雲台取外し可
アルカスイス互換




以上参考にしていただければと思います。






0 件のコメント :