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2015/12/08

PIXI EVO買ってみました その1 ~ 重たいレンズもOK ~

マンフロットの新しいミニ三脚、「PIXI EVO」を買ってみました。
家電量販店のポイントがあったので。

YouTubeには先代「PIXI」との比較動画がいくつもアップされています。
その多くは「PIXIのほうが好ましい」という感想でした。
なお各スペックはこんな感じです。

「PIXI」
・高さ:135mm
・開脚:1段階
・段数:1段
・縮長:185mm
・重さ:190g
・耐荷重:1kg
・価格:実売2,500円前後

「PIXI EVO」
・高さ:105mm~200mm
・開脚:2段階
・段数:2段
・縮長:230mm
・重さ:250g
・耐荷重:2.5kg
・価格:実売4,500円前後






先代が好ましいと言う方は、
・剛性が落ちた
・雲台の操作性が悪くなった
・サイズが大きくなってしまった
・質感がプラスチッキー
・お値段が上がってしまった
あたりが残念ポイントになっているようです。

いくつか私の意見を書きたいと思います。
まず剛性が落ちた点です。
確かに柔くなっています。ところが、逆にスペック上の耐荷重はアップしています。
これは矛盾しているように感じてしまいます。

私は、アップしたのは雲台(ボール)の保持力なんだろうと思います。
先代はロゴ部分をプッシュすることで雲台が緩む機構でした。つまりバネのチカラで
雲台を固定していたわけです。
対して「PIXI EVO」は一般的な雲台同様にツマミを回して雲台を固定します。
ツマミを回して雲台を固定する方が、バネの力で固定するより保持力は高いはずです。
これにより重いカメラでもお辞儀しないようになっているだろうと思います。

これは雲台の操作性とも関わるのですが、私はツマミを回すことに慣れているので
プッシュ式の先代より「PIXI EVO」のほうが好みです。
慣れ、好みの範疇だと思いますが。

あと質感がプラスチッキーになってしまったことに関してですが、完全に私の好みですが
嫌いではありません。愛用している三脚の「COMPACTシリーズ」もプラスチッキーで
オモチャっぽいところが気に入って使ってます。
傷が目立たない、軽いというメリットもあると思いますし。

購入の際には量販店等で触ってみることをオススメいたしますが、汎用性が増した
「PIXI EVO」を私はオススメしたいです。






そして先代との違いとして、脚の開き、脚の伸縮がそれぞれ2段階になった点があります。
これにより三脚の高さが105mm~200mmのあいだで変えられるようになりました。

しかし高さが変えられるようになったこと以上に、脚を大きく広げられるようになった
ことが重要だと私は思います。これにより望遠レンズを着けた一眼レフなど、
重量バランスの偏ったカメラでも倒れず保持出来るようになりました。
雲台の保持力アップとも関わってきますが、

「重たいレンズを着けたカメラを載せるか否か」

これが「PIXI」か「PIXI EVO」かを決めるうえでの最重要判断材料だと私は思います。
※以下三脚高さ、開脚半径は私が測った数値であり、カタログスペック、実際の数値と異なる可能性があります。



以上、「PIXI EVO」購入の際の参考にしていただければ幸いです。


























2 件のコメント :

ドモヴォーイ さんのコメント...

つまみの位置が悪いね。倒して上から撮影するときに正面を向いていると
左前方につまみが来るので、右利きの人はまず使いにくい。
水道の蛇口、ドアノブ、右利きの人は無意識に使いやすい右手を使いますから。
商品写真をマクロで撮る時に、定位置で撮影することも少ないと思います。
角度を変えながらという使い方がキツ過ぎます。

それでも、10cmまで落とせるのは魅力的ですね。

aslan さんのコメント...

ドモヴォーイ 様
コメントありがとうございます。

私も右利きですが、私は左手で雲台のツマミを操作します。
利き手でカメラの角度を調整し、左手で雲台のツマミをいじる。
それが普通なのだと思っていました。。。
私が所有するRealyRightStuffの雲台も左手で操作するように
左側にツマミがありますし、アルカスイスのZ1も左側が基本のようです。

しかし、おっしゃるように利き手で雲台のツマミを操作
したいという方がいても当然です。
そういう方にとって、PIXI EVO含め左側にツマミのある雲台は
使いづらいだろうと思います。

ミニ三脚を使う頻度が高いのであれば、雲台交換可能なミニ三脚にし、
右側にノブのある雲台をお使いになることをオススメします。
使いづらい雲台というのは効率をとても下げてしまいますから。