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2014/11/15

PC環境を4K対応にしました その3 ~ テレビをPCで使ってみて ~

4KテレビをPCディスプレイとして使い始めて早半年ほど。


・いわゆる「テレビ」をPCディスプレイとして使うのは初めて
・もう10年以上テレビはPCで見ているので、いわゆる「テレビ」には詳しくない

ので間違っている部分もあるかもしれませんが、PCディスプレイとしてテレビを使ってみた
感想など書いてみたいと思います。
































まず、私が買ったのは「Seiki」というメーカーの39インチ4Kテレビです。スペックはこんな感じです。

■型番:SE39UY04 LED TV
■解像度:4K(3840x2160)
■リフレッシュレート:30Hz
■入力:HDMI1.4
■チューナー:日本の地デジには非対応


今(2014/11/14現在)でこそHDMI2.0(4K、60Hz)出力を搭載したグラボも出始めましたが、
半年前にはまだありませんでしたし、今買うにしてもハイエンドなグラボにしかHDMI2.0は
載っていないのでお高いです。
かといってDisplayPort(4K、60Hz)搭載のパナソニックのテレビは半年前23万円くらいでした。
PCディスプレイ用途のためだけに買うにしてはこれもお高いです。
そんなわけで半年前、60Hzを諦めこのテレビを購入したというわけです。

※4K云々に関しては「その2 ~ 4KテレビをPCで使う ~」をご覧ください。


ちなみに私はこのテレビをeBayで購入しました。
アメリカからの送料込みで6万円台だったと思います。
梱包は黒いサランラップ的なビニールで巻いただけ、箱はボロボロ、ドット欠け有り。
ヒドいもんです。ヤフオクで中古ガジェットを買ってももう少しマシな状態で届きます^^;





















低品質ではありますが、半年前に6万円台で39インチ4Kテレビが手に入ったと考えると
コスパ良かったのではないかと思っています。







続きまして、「PCディスプレイ」として「テレビ」を使ってみて満足している点、
不満に感じている点をそれぞれ書いてみたいと思います。


[満足な点]

■39インチ、4Kという広大なディスプレイ環境

最近AppleでさえiPhoneの画面サイズを大きくしてきました。大画面が快適なのPCも同様です。
私は長いことAppleの30インチディスプレイを使ってきましたが、39インチを使ってしまった私は
もはや30インチには戻れません。


■ドット欠けがあるものの、画質は不満のないレベル

ドット欠けはハズレを引いたということですが、正直画質に関してはなんら不満がありません。
仕事でカラーマネジメントの必要があるとか、ゲームで高いリフレッシュレートが必要という方には
オススメできませんが、特殊な要件を必要としない方であれば激安4Kテレビで十分だと思います。

ちなみに、39インチのテレビを使い始めてからしょっちゅうマウスを見失っています。
30インチの時でさえそんなことはありませんでした。
マウスのポインタを見失うくらいですから、多少のドット欠けは気にもなりません。



[不満な点]

■4Kだと30Hz

使い始め、マウスの動作はとても違和感がありました。すぐに慣れはしましたが。

今後はPCにHDMI2.0が載るなり、DisplayPortが載ったテレビが出てくるので当たり前のように
60Hzになると思います。これから購入するという方は60Hzで動作する環境を前提にしていただければと思います。

ちなみに、例えばフィリップスが12月初旬に国内発売すると言われている「BDM4065UC/11」。
これはDisplayPort搭載で、HDMI2.0搭載かどうかは分かりませんが、少なくともDisplayPortは
60Hz入力に対応しているようです。店頭予想価格89,000円らしいのでとてもオススメです。


■操作がリモコン前提

PC用のディスプレイだと前面に入力切替ボタンとか、電源ボタンとかがあります。
しかし、テレビはリモコン前提なので前面にはボタンが基本ありません。これが結構不便です。


■電源OFF・スタンバイ時の挙動

全てのPCディスプレイ、テレビが同様というわけではないと思いますが、私の使っている
PCディスプレイと、購入したテレビで試してみたところ以下表のようになっていました。































PCをスリープさせたりするとPCディスプレイは勝手に電源がスタンバイ状態になります。
またPCをスリープから解除させるとディスプレイはスタンバイから勝手に復帰して画面が映ります。
スタンバイという名の通り、PCが起動するのをPCディスプレイが待機し監視しているわけです。
PC用のディスプレイでは当たり前です。

しかし「テレビ」ではこれが当たり前ではないんです。
まずテレビには電源のスタンバイモードがありません。PCがスリープするとただ電源がOFFに
なるだけなんです。つまりPCの起動を待機・監視してくれないんです。

というわけで、PCの電源を入れるとき、スリープから解除させる時は都度テレビ背面にある
電源ボタンを押すか、リモコンの電源ボタンを押してテレビの電源をONにする必要があるのです。
これはとても面倒です。

そしてPCがスリープしたとき、PCディスプレイはスタンバイモードに、テレビは電源OFFになる
わけですが、そうなるまでの時間に違いがあります。
PCディスプレイがスタンバイモードに入るのは即です。数秒です。
対してテレビは5分とか、画面真っ黒のまま結構長い時間電源はON状態のままです。
5分放っておけば電源OFFになるのでまぁ良いとは思いますが。

以上はあくまで私が購入したテレビに関してのことです。
ただ、PC利用を前提にしたスタンバイモードのあるテレビは少ないのではないかと思います。
中にはスタンバイモードのあるテレビもあるようですが、このへんの機能はスペック情報に
掲載されない情報だと思います。ユーザーレビューを参考にするとか、店頭でしっかり確認する
必要があるかと思います。

そして私が感じた最大の不満は電源OFF時、入力切替時にEDID送信が滞ってしまうことです。
EDIDに関しては説明すると長くなるので次回詳しく説明させていただきたいと思います。



[結論]

大雑把に言えば、

・大画面は素晴らしい
・中国、韓国製の激安テレビで十分事足りる
・電源スタンバイ関係が弱い

の3点です。













さて、最後に4Kコンテンツに関して書いてみたいと思います。

テレビ放送、ブルーレイは大人の事情、正確に言えば「大人達の事情」で簡単に事は進みません。
当面アップサンプリングで4Kという感じでしょう。

対して、「大人の事情」だけでどうにかなるのがゲームとネット配信、そしてPCディスプレイ用途です。
ただ、例えばYouYube用に4K動画を撮ろうと思うと4K対応のカメラが新たに必要になります。
また4K動画を編集出来るソフトが少なかったり、PCスペックを上げる必要があったりとなかなか
大変です。これはゲーム制作も同様だと思います。そう一気に4K化出来るものではないと思います。

しかし、PCディスプレイ用途は関係ありません。
PCディスプレイに表示する4KはPCがリアルタイムに生成した絵だからです。
つまり、PCの4Kディスプレイ出力ほど簡単に楽しめるネイティブ4Kコンテンツはありません。
言い換えると、

現時点で「4Kテレビ」を最も活かせるのはPCディスプレイ用途

とさえ私は思ってしまうのです。


とはいえ、日本のテレビメーカーはPC対応を売りにするようなことはしません。
日本メーカーは「PC要らずなほど高機能な高価格テレビ」を売りたいわけであって、
「PC接続を前提にした低機能な低価格ディスプレイ」を売りたいわけではないからです。
ガラケーがたどった道をなぞっているようなデジャブ感がハンパないです。


そんなわけで、長くなってしまいましたが、「PCディスプレイ」用途には上述したフィリップスの
4Kテレビのような激安4K「テレビ」をオススメします。






















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