本日はこの"脚"を選んだ理由を書いてみたいと思います。
1.なぜLeofoto? |
- RRSライクなデザインが好み
- 作りが良さそう
- お値段はマンフロットと同程度(海外通販だと日本の2/3くらい)
控え目に言って「RRSの丸パクリ」です。
私はRRSのデザインが好きなので大歓迎ですが。
また最近私は中国からよく通販でモノを買いますが、とても品質が高いのに
驚いています。特に金属加工の品質は素晴らしいと感じます。
これは中国の工場が十分に質の高いCNC(工作機械)を導入しているから
なんだろうと思います。Leofotoの製品もとても質が高い印象を受けます。
そして最後にお値段です。
日本では「ワイドトレード」が代理店をしています。
実売価格はマンフロットと同じくらいではないかと思います。
「中国の製品がイタリアの製品と同じような金額」ということに多少驚きますが、
私はその金額に納得しています。納得出来るレベルの質の高さがあると感じます。
2.なぜレンジャーシリーズ? |
私が購入したのは「レンジャーシリーズ」というシリーズの脚です。
「Leofoto」には大きく分けて以下5つのシリーズがあります。
- クラシックシリーズ(海外ではアーマーシリーズ)
- アーバンシリーズ(クラッシックシリーズの後継的位置づけ)
- レンジャーシリーズ
- ハイカーシリーズ
- マウンテンシリーズ
これだけシリーズがあるとどれを買えばいいのか分かりません。
なので、ジッツオ、マンフロットのシリーズ と比較してみます。
特徴 | GITZO | Manfrotto | Leofoto |
携帯性 | トラベラー | Element befree |
クラッシック アーバン レンジャー |
汎用性 | マウンテニア | 190 055 |
ハイカー |
剛性・拡張性 | システマティック | 057 536 |
マウンテン |
また各シリーズの日本での定価は以下です。
※脚径28mmのバージョンの定価で比較しています。
※マウンテンシリーズだけ28mm径のバージョンがないためリストに入れていません。
シリーズ | 脚径28mmのバージョンの定価 |
クラッシック | 69,000円(雲台セット) |
アーバン | 64,500円(雲台セット) |
レンジャー | 63,000円(雲台セット) |
ハイカー | 75,000円(脚のみ) |
以下、簡単に各シリーズの特徴を書いてみます。
クラッシックシリーズ |
脚径は25mm、28mm、32mmの3バージョンあります。
型番規則は「LN-」+脚径+段数+「CT」です。
例えば「LN-324CT」は脚径32mm、4段のクラッシックシリーズです。
クラッシックシリーズは180度脚を折り返して縮長を短く出来るタイプです。
私は以前同じく脚を180度折り返す「マンフロット befree」を所有していたことが
ありますが、脚を折り返すのが面倒で売却してしまいました。
雲台の選択も限られてしまいますし、このタイプはあまりオススメしません。
アーバンシリーズ |
脚径25mm、28mmの2バージョンあります。
海外では22mm、32mm径バージョンもラインナップされています。
型番規則は「LX-」+脚径+段数+「CT」です。
例えば「LX-284CT」は脚径28mm、4段のアーバンシリーズです。
アーバンシリーズはクラッシックシリーズの後継的位置づけだと思われ、
180度脚を折り返して縮長を短く出来るタイプです。
レンジャーシリーズ |
脚径22mm、25mm、28mm、32mm、36mmの5バージョンあります。
型番規則は「LS-」+脚径+段数+「C」です。
例えば「LS-324C」は脚径32mm、4段のレンジャーシリーズです。
レンジャーシリーズはセンターポールのないタイプで、そのため折りたたんだ時の
直径がとても細くなります。縮長の短さならアーバンシリーズを、直径の細さなら
レンジャーシリーズを選択するのが良いと思います。
センターポールがないためか、Leofotoの中で最も低価格なのはレンジャーシリーズです。
- センターポールがないので高さがかせげない
- 細かく高さを調整する必要のある撮影には不向き
- 風景撮影等、三脚の高さはそれほど重要ではない
- センターポールを伸ばすと剛性が落ちるので使いたくない
- センターポールは無い方が見た目カッコいい(←私)
要は、自分の撮影スタイルを把握している方向けの三脚かなと思います。
他のシリーズは他社にもあるタイプですが、センターポールがないのは
Leofotoのレンジャーシリーズくらいだと思います。
ハイカーシリーズ |
脚径28mm、32mmの2バージョンあります。
型番規則は「LN-」+脚径+段数+「CH」です。
例えば「LN-324CH」は脚径32mm、4段のハイカーシリーズです。
Leofotoの中では最もオールマイティなタイプだと思いますが、
脚径のバリエーションは2種類しかありません。
「初めてきちんとした三脚を買う」という方がいれば、私はハイカーシリーズを
お薦めします。マンフロットで言うところの「055」的位置づけの三脚ですね。
APS-Cまでのカメラ、もしくは中望遠程度までのレンズなら28mm径を。
フルサイズのカメラ、もしくは望遠レンズを使うなら32mm径をオススメします。
マウンテンシリーズ |
脚径32mm、36mm、40mの3バージョンあります。
型番規則は「LN-」+脚径+段数+「C」です。
例えば「LN-324C」は脚径32mm、4段のマウンテンシリーズです。
ジンバル雲台で超望遠のレンズを載せる、ハーフボウルアダプタをセットして
動画撮影で使うといった用途に適したシリーズです。
3.脚径 |
脚径もジッツオ、マンフロットと比較してみました。
脚径をミリで考えるより、2型相当とか、befreeアドバンス相当とか考えた方が
分かりやすいかもしれません。
最大脚径 | GITZO | Manfrotto | Leofoto |
約40mm | 5型 | 057 | LN-404C |
約37mm | 4型 | LN-364C | |
約33mm | 3型 | LS-324C | |
約29mm | 2型 | 055 | LS-284C |
約25mm | 1型 | 190 | LS-254C |
約22mm | 0型 | befree advanced |
LS-224C |
ちなみに私は、
- 脚:25mm径の「LS-254C」
- 雲台:RRS「BH-30」
ちょっと無理した使い方ですが、
- 俯瞰撮影用アーム
- フルサイズ
俯瞰撮影用アームは予想以上に脚への負荷が大きく、25mm径だと簡単にブレます。
ただ俯瞰撮影用アームはセンターポールの代わりにもなり、気軽なブツ撮りで使うと
とても便利です。
また25mm径にフルサイズというのもオススメ出来ません。
フルサイズを載せる方は最低でも28mm径、可能なら32mm径をオススメします。
特に望遠、超望遠レンズを使う方は32mm径以上が必須だと思います。
俯瞰撮影用アーム
|
フルサイズ
|
よりしっかりした三脚が必要な時は32mm径のメイン三脚を使っています。
Leofotoオススメです |
以上、私が「Leofoto LS-254C」をサブ三脚に選んだ理由を書いてみました。
マンフロット、シルイ、ベルボン等と比べて特別剛性が優れているというようなことは
ないと思いますが、ジッツオ、RRSあたりをパクっているだけあって、無駄のない、
とてもスタンダードな形の三脚だと思います。
とはいえ、ジッツオやRRSの代わりになるかと言われれば、私はNOだと感じました。
所有するRRSと比較すると、剛性、操作性の面でRRSの良さを改めて思い知った
というのが正直なところです。そこは値段なりです。
ただ、「これで十分だよな。。。」とは思ってしまいました。
「そろそろちゃんとした三脚を買おうと考えている」という方がいれば、
私は迷わず「Leofoto」をオススメします。
以上、Leofotoの三脚を買ってみたというお話でした。
参考にしていただければ幸いです。
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