本日は「整備に関する知識のないド素人でもバイクの整備が出来るのか」について
書きたいと思います。
ド素人でもバイク整備は可能なのか |
結論から書いてしまうと、
「ド素人でもバイク整備は可能」
だと私は思いました。
※整備後高速道路にも乗りましたし、500キロほど走りましたが今の所問題ありません。
※あくまでド素人(私)の個人的見解になります。ご自身で整備される際は自己責任で。
ただ必要になる知識、工具は少なくありませんし、ド素人が直面しやすい困難も
あると感じました。というわけで、
- 必要になる整備交換手順の知識
- 必要になる工具等
- ド素人がぶつかる壁
1.必要になる整備交換手順の知識 |
整備ド素人である私が最も心配したのは「知識」です。
整備の知識などまったくないので心配するのも無理はありません。
しかし、
- ブログやYouTbeを見れば分解・交換の手順は必要十分に分かる
- ヤマハのスマホアプリで交換パーツの型番とネジの位置が分かる(以下画像)
- 車やバイクの整備に詳しい知り合いがいると困った時に相談出来る
といった感じで、技術的、知識的に困ったということはありませんでした。
グーグルを使いこなすスキルがあれば、大抵はどうにかなると感じました。
グーグルを使いこなすスキルがあれば、大抵はどうにかなると感じました。
ただし、
- 乗っている車種がマイナー or レアで、整備情報がネットに少ない
- ネット上の整備情報を見て、自分には出来そうにないと感じる
- ネット検索が苦手
- 自分の不器用さには絶対の自信がある
2.必要になる工具等 |
私は自転車のパンク修理等を自分で行うので、ある程度の工具は既に持っていました。
なので、バイク整備用に新たに必要になった工具というのは少なかったです。
また弟が専門的な電動工具を持っていて、それを借りられたのも助かりました。
以下、私がバイク整備に必要だと感じた工具等をリストアップしてみました。
- ソケットレンチ、ドライバー、六角レンチ、メガネレンチ等基本的工具
- シリコン系グリス、万能系グリス、ウェス、パーツクリーナー
- インパクトレンチ(※インパクトドライバではダメ!)
- バイクをいじる場所
- 整備交換手順を調べる時間、バイクをいじる時間
- パーツ、工具を購入するお店
まず、ソケットレンチやドライバー等の基本的な工具は必須です。
アマゾンなんかで中国製と思われる爆安工具があるので、そちらを買えば
1万円程度で揃えられると思います。
あとはケミカルというんでしょうか。グリス、ウェス、パーツクリーナー等も必須です。
グリスは500円程度ですし、ウェスは着ないTシャツを破って作りました。
パーツクリーナーはホームセンターで500円もあれば買えます。
ちなみに、「工具はいいものを買っておくべき」と書いているブログ等を散見しました。
これはあくまで私見ですが、私は安いものでも十分だと感じました。
実際私は爆安工具で大きな問題なく整備をすることが出来ました。
爆安工具の精度、耐久性でも、数年に一度のバイク整備は十分に出来ると思います。
そしてインパクトレンチ。
「整備ド素人が絶対に買うべき工具はインパクトレンチ」
だと私は思います。これについては後述します。
残りは工具ではありませんが、バイクをいじる場所、いじる時間、下調べする時間が
必要です。あまり狭い場所だと効率が悪いですし、ミスにもつながります。
しかも、一度バラすと整備完了するまでバイクを動かすのは面倒です。
広さ、整備完了まで置いておけるかどうかなど、場所の確保は重要だと感じました。
また、ネットで調べる時間も結構必用です。
それと地味に大事だと思ったのが、パーツや工具を購入するお店です。
車やバイクの整備経験豊富な方であれば馴染みのお店があったりするだろうと
思いますが、整備ド素人に馴染みの店などありません。
そんな整備ド素人にオススメしたいのが「アマゾン」と「モノタロウ」です。
まず、アマゾンは「こんな爆安工具使い物になるか?」みたいな工具も売っています。
基本的な工具は爆安工具でも大抵使い物になるので、工具はアマゾンで探すことを
オススメします。
そして驚いたのは、モノタロウのバイク部品の品揃えがあまりに豊富だったことです。
モノタロウは職人さん御用達の工具系ネットショップだと思っていたのですが、
純正、非純正に限らずバイク部品の品揃えも異常なレベルでした。
3.ド素人がぶつかる壁 |
そしてお待ちかね、整備ド素人がぶつかる壁です。
これはどんなブログを見ても、どんなYouTubeを見ても、だいたい皆さん苦労するのは
「ネジが固過ぎて緩まない問題」です。
私のバイク、グランドマジェスティ250の場合、
- リアタイヤを留めているナット
- プーリーを留めているナット(以下写真)
通常ナットというのはソケットレンチ、メガネレンチで外すものだと思います。
ソケットレンチにせよメガネレンチにせよ、その使い方は難しいものではありません。
しかし固過ぎて緩まないナットをそれらで外すのはとても難しいです。
ソケットレンチもメガネレンチも、全力全体重をかけてナットを回そうとすると
ナットからレンチが外れてしまうことがあります。
ナットからレンチが外れるとナットをナメてしまう可能性がありますし、全力全体重を
かけているので怪我をするおそれもあります。
かといって、気を使っていては全力全体重をかけられずナットが回りません。
仮にネットをナメてしまった場合、そのバイクの整備が不可能になる可能性もあります。
「ネジが固過ぎて緩まない問題」というのはバイク整備最大の壁だと私は感じました。
ところが、前述のインパクトレンチを使うといとも簡単にプーリーのナットが外れます。
大事なことなのでもう一度言います。
「整備ド素人が絶対に買うべき工具はインパクトレンチ」
です。
ただし、インパクトレンチは強力過ぎてネジを傷めると書かれている方もいました。
そのあたりは自己責任でお試しください。
あと、インパクトドライバで試される方も多いようですが、インパクトドライバの
アタッチメントはナットが固過ぎて折れてしまうそうです(私の弟談)。
インパクトドライバで試してもアタッチメントが折れるだけのことなので、試してみる
価値はあると思います。もしインパクトドライバを所有されているのであれば。
ですが、もしインパクトドライバを買おうと考えているのであれば、
インパクトドライバではなくインパクトレンチを買ってください。
インパクトレンチにはお高いバッテリー式(安心のマキタ)、お安いバッテリー式、
100Vコンセント式(コンセント使える場所で使うならコレがイチオシ)、
12Vシガーソケット式(すぐ壊れそう。。。)などがあります。
ド素人のバイク整備で大切なこと |
最後に、ド素人がバイク整備をするうえで大切なことを4つ上げるとすると、
- 納得出来るまでネットで整備交換手順を調べる
- インパクトレンチを買う
- 指差し確認で、ネジの締め忘れ、部品の取り付け忘れがないか2度3度確認する
- パーツ数が多いなどの複雑そうな場所は、バラす前に写真を撮っておく
以上参考にしていただければと思います。
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