使っている「GF9」にはキットレンズとして「12-32/F3.5-5.6」が付属していました。
しかし換算64mmでは望遠側が足らないので、新品のままヤフオクで売却して
「12-60mm / F3.5-5.6」を購入しました。
「12-60mm / F3.5-5.6」を選んだ理由、また使ってみた感想など書いてみたいと思います。
購入目的 |
目的1:ブツ撮り |
ブツ撮りは狭い自室に三脚を立て、テーブルの上に被写体を置いて撮影しています。
なので単焦点レンズよりズームレンズのほうが断然楽です。
私は普段単焦点レンズを使っていますが、ブツ撮りはズームレンズを使っています。
ブツ撮りと言ってもブログ用、ヤフオク用の写真なんですが、以下の条件でブツ撮り用
レンズを探しました。
・ズームレンズ
・広角レンズだとパースが付くので、望遠側は最低でも換算100mm以上欲しい
・被写界深度的、解像のピーク的にF7近辺で撮ることが多いため、明るいレンズは不要
・F7近辺まで絞って撮るので、余程酷いレンズでなければ解像感は問題ない
換算28mm前後で撮影
|
換算100mmで撮影
|
目的2:旅行 |
旅行ではサクサク気軽に撮影したいので、ズームレンズをメインに使っています。
あくまで私の場合ですが、旅行に持っていくレンズとして以下の条件で探しました。
・ズームレンズ
・広角側は換算24mm
・画質より小型軽量を優先
候補
|
所有するカメラがボディ内手ぶれ補正のない「GF9」なので、レンズ内手ぶれ補正のある
パナソニックの以下レンズを候補にしました。
・広角側が24mmから
・小型軽量
の2点を重視し、安いほうの12-60である「12-60/F3.5-5.6」を選びました。
ちなみに、私はヤフオクで新品を3万円で購入しました。
●12-60 / F2.8-F4 ・24-120mm ・φ68.4mmx86mm ・320g ・9万円前後 m4/3をメインに使っているというような方にはお薦め |
●14-140 / F3.5-F5.6 ・28-280mm ・φ67mmx75mm ・265g ・6万円前後 公園で遊ぶ子供とか、望遠を重視する方にはお薦め |
●12-60 / F3.5-F5.6 ・24-120mm ・φ66mmx71mm ・210g ・4万円前後 気軽に万遍なく撮影したいという方にお薦め |
小型で持ちづらい「GF9」に着けて使っていますが、210gと軽いので持ちづらさ格段に
アップということもなく使えているように思います。
またパンケーキレンズと比べると大きいですが、便利ズームとしては小さい方だと
思うので、GM1やGF7をお使いの方にもお薦めしたいです。
撮影サンプル |
換算24mm |
周辺まで含めた解像感、被写体の質感、何の文句もありません。
広角で絞って風景を撮るのであれば、単焦点レンズも、より大きなセンサーのカメラも
必要ないと思えるような写真が撮れます。あくまで私感ではありますが。
素晴らしい写りだと思います。
換算120mm |
以下2枚のサンプルは開放F5.6ですが、十分にシャープな写りだと思います。
もうちょっと絞れば更にシャープになると思います。
高価なレンズだったり、フルサイズカメラで撮ったような凄みは正直ありませんが、
3万円で買ったレンズでこの写りなら満足です。
ブツ撮り |
このレンズを買うまでは1インチセンサーのコンデジ(SONY RX10Ⅱ)でブツ撮りを
していました。1インチセンサーに比べるとm4/3はボケ過ぎるなと感じます。
以下2枚のサンプルはF5.6で撮ってしまっていますが、もうちょっと絞り被写界深度を
深く撮影したほうがよかったかなと思います。
ブログ用、ヤフオク用のブツ撮りであればなんら問題のない画質だと思います。
ボケ |
センサーサイズは小さいですし、換算120mmといっても開放でF5.6ですし、被写体に
近づかないとボケません。被写体から離れるとほとんどボケません。
遠くの被写体をm4/3で撮るのであれば、F2以下の単焦点レンズをお薦めします。
結論:パナソニックのズームレンズは素晴らしい! |
私は長いことソニーのミラーレスを使っています。
最近ソニーはフルサイズに注力しており、フルサイズ用のレンズは素晴らしいものを
連発しています。
しかし、気軽に使えるAPS-C用レンズの更新は止まっています。
数本の単焦点レンズを除き、使いたいと思えるようなレンズがありません。
ソニーのAPS-C用レンズをなぜ使いたいと思わないかと言うと、解像感が悪いんです。
どこにもピントが合っていないような写真しか撮れないんです。開放付近だと。
芸術性、好みのボケ味等、高度なことをお気軽レンズに求めているわけではないんです。
ただピントがどこかしらに合っていてほしいだけなんです。
対して、パナソニックのレンズはキットレンズのズームレンズでさえきちんと解像
しているように見えます。ピントがどこかしらには合っているように見えます。
センサーサイズの違い、フランジバックの違いなど、m4/3のレンズは設計し易いという
可能性もありますが、パナソニックはズームレンズの設計が上手だなと感じます。
最後に、「12-60/F2.8-4.0」との比較について書いておきたいと思います。
といっても私は「12-60/F2.8-4.0」を使ったことがありませんが。。。
私が思う「12-60/F3.5-5.6」の弱点は望遠側です。特に絞り開放付近の解像感は
広角側に比べると弱いと感じます。
なので、ボケ表現を重視する方は「12-60/F2.8-4.0」にしたほうがいいと思います。
「12-60/F2.8-4.0」なら望遠側の開放付近でも解像感が「12-60/F3.5-5.6」よりも
いいだろうと思います。ピント面がシャープなほうがボケも生きます。
以上、「12-60/F3.5-5.6」を3ヶ月ほど使ってみた感想でした。
参考にしていただければ幸いです。
0 件のコメント :
コメントを投稿