< Translate >

2017/09/11

三脚の選び方 ~ ミニ三脚編(写真撮影用) ~

私は何本か三脚を所有していますが、使っているのは主に以下の2本です。
これらを使い分ける基準は、気軽な撮影か、ガッツリとした撮影か。
基本的にはそれだけを判断基準に私は使う三脚を選びます。

お気軽撮影用小型三脚
ガッツリ撮影用中型三脚


一方、ミニ三脚は「どこに置くか」を基準に選んでいます。
本日は私なりのミニ三脚の選び方について書いてみたいと思います







ミニ三脚は「置けるかどうか」が大事

私がミニ三脚を使う理由は、普通の三脚に比べミニ三脚が「圧倒的に小さい」からです。
・軽く小さいので持ち運びが圧倒的に楽
・テーブルの上など狭い場所に置ける
というのがミニ三脚のメリットだと私は考えています。

逆にミニ三脚のデメリットが何かといえば、これもまた「圧倒的に小さい」ことです。
テーブル、車のボンネット、岩など、高さをかせげる置き場所がなければローアングル
でしか撮影出来ません



手軽にローアングル撮影出来るというのはメリットにもなりますが、ローアングルで
撮影する機会というのはそれほど多くありません。
やはり高さをかせぐ何かしらの上に置いて使う場合がほとんどです。
なので、どんなものの上に置くことが出来るかがとても重要です。
・設置場所の面積
・設置場所の状態
私が撮影に使うミニ三脚を選ぶうえで気にかけるのはこの2点です。
気軽な撮影か、本気の撮影か、またカメラの重さ的に妥当か等は問題になりません。
設置出来るかどうかが最も重要な判断基準になります。

以下全てマンフロットのミニ三脚になってしまいますが、私が所有するミニ三脚ごとの
得意な置き場所について書いてみたいと思います。






絶景前にある手すりに置く:Manfrotto 「POCKET L」+自由雲台

夜景、マジックアワーの風景写真を撮る際に最も多く使用しているのがマンフロットの
「Pocket L」です。なんなら通常の三脚以上にこのミニ三脚を使っているかも。

このミニ三脚のメリットは、脚が短いため設置面積がとても小さいことです。
逆に、脚が短過ぎて不安定であることがデメリットです。
しかし、設置面積が小さいことで「手すり」の上に設置出来るんです。
「絶景の前に手すりあり」
これは私の祖母が遺してくれた言葉です。(すいませんウソです)
テーブルの上に置くのであればもっと脚の長い安定したミニ三脚を使いますが、
手すりの上などごく狭い場所に設置出来るのはこのミニ三脚だけです。

ちなみに、私は「アルカスイス互換クランプがついた小型の自由雲台」を取り付けて使用
しています。なのでミニ三脚にも関わらず縦構図の撮影が楽です。



以下2枚の写真はこのミニ三脚を使って撮った写真です。
歩道橋の手すり、川に掛かった橋の手すりに置いて撮影しました。
「ストラップを常に持っていないと不安」というのが面倒ではありますが、通常の三脚と
較べてもなんら遜色のない写真が撮れます。
























テーブルの上に置く:Manfrotto 「209」

「209」は「テーブルトップ三脚」として販売されている通り、平らなテーブルの上に
置くという使い方がベストだと思います。
というのも、各脚の裏にはコルクが貼り付けられており、例えば泥、砂利、岩のように
「整備されていない場所」の上に置くという使い方は適さないと思われます。

・YouTuberの方がテーブルの上にカメラを設置し自分撮りする
・ラジオなど声を録音する方がテーブルの上にマイクを設置する
・テーブルの上でブツ撮りをする時に照明を設置する
私が思いつくのはこのあたりの使い方です。
私はマジックアームを取り付け、LED照明の三脚として愛用しています。
テーブルの上はコーヒーやらパソコンやらスマホやらが雑然と置かれています。
「209」の脚の細さは雑然としたテーブルの上でも邪魔になりにくいです。



以前ブログの記事でも書きましたが、「209」に雲台なりフレキシブルアームなりを
取り付ける際にはご注意ください。「209」は3/8インチネジとなっており、小型の
雲台等に多く使われている1/4インチネジのものは取り付けられません。






































屋外全般:Manfrotto 「PIXI EVO」

自撮り派の方がカメラグリップとして使っているというイメージが強いですが、
最後は「PIXI EVO」です。

正直に書きますと、私はこのミニ三脚をほとんど使っていません。
その理由は、私は手すりと、テーブルの上にしかミニ三脚を置かないからです。
「PIXI EVO」は手すりの上には置くこと出来ませんし、テーブルの上に置くなら
「209」が最適です。なので「PIXI EVO」の出番がありません。



「209」は泥、砂利、岩などの上に置くことは適さないと書きましたが、
逆に「PIXI EVO」はそういった未整地な場所でも設置出来ます。
さらに、脚の開き具合、延ばし具合が変えられ、設置場所の自由度は高いと思います。
例えば「登山に軽く小さなミニ三脚を持っていく」というような用途には最適な
ミニ三脚だと思います。
























以上、ミニ三脚選びの参考にしていただければ幸いです。






0 件のコメント :