そんなわけで、4台HDDを搭載可能なロジテックの「LHR-4BNHEU3」を購入しました。
本日は私がこのHDDケースを選んだ理由を書いてみたいと思います。
■. 2TBの壁を超えられる
このために買い替えたのでもちろん必須条件です。
ここ2~3年に発売されたものであれば問題なく2TB以上認識出来るんだと思いますが。
■ 4台のHDDを搭載出来る
バックアップ用のストレージというということで言えば、ミラーリング(RAID1)等で
最低2台のHDDに同じデータを2重化しておくことが必須条件だと思います。
ロジテックのラインナップを見ると、1台~8台のHDDを搭載出来る製品があります。
HDD1台だけではデータの2重化が出来ませんが、かといって8台搭載のHDDケース
というのは一般的にはtoo muchです。
なので2台、4台搭載のHDDケースが現実的な選択肢だと思います。
バックアップストレージの残容量が減ってくると、私はその時買える出来るだけ大容量の
HDDを1台だけ購入しています。今回で言えば8TBのHDDを1台購入しました。
例えば、既存の4TB、2TB、1.5TBのHDDと、新たに買った8TBのHDDの4台で
ストレージとした場合。また既存の4TBのHDDと、新たに買った8TBのHDDの2台で
ストレージとした場合。その2つで比較してみます。
4台で組んでいる場合、下の絵のように全データを保管する8TBのHDDと、全データを
分散してミラーリングする3台のHDDという組み合わせが出来ます。
対して、2台で組んでいる場合は8TBと4TB両方に同じデータをミラーリングしておく
必要があります。
つまり、2台で組んでいる場合のほうがHDDを更新する頻度が高くなるということです。
あくまで私の場合はですが。
HDD更新作業は面倒ですし、お金もかかります。
更新頻度は低いほうが単純にありがたいなと思うわけです。
■ 電源ボタンがフロントに
PCの起動に連動してとか、テレビの電源ONに連動してとか、NASならアクセスが
あったらスリープが解除されるとか、自動的に電源がONになる機能を持ったHDDケースは
多いです。
しかし、私は月に2~3回必要に応じPC内蔵SSDから外付けHDDにデータを逃がす程度しか
外付けHDDの電源を入れません。なので賢いAuto機能より、フロントに電源ボタンが
付いていてくれるほうが便利です。
■ USB3.0接続
このケースはUSB3.0(理論値5Gbps)とeSATA(理論値6Gbps)に対応しています。
私はPC起動中でも抜き挿し可能な利便性が気に入りUSB接続の外付けHDDを愛用しています。
(eSATAはホットプラグ非対応とマニュアルに記載があります)
また、今まで使っていたUSB2.0のHDDケースでは実測値10~20MBpsでしたが、
今回購入したHDDケースでは調子がいいと100MBps~200MBpsほど速度が出ています。
快適です。
■ HDDのセットが楽
これまで使っていたHDDケースはHDDを固定するのがちょっと面倒でした。
というのも、ケースのカバーを外してHDDをケースにネジ止めする必要があったのです。
HDDの交換は数年に一度しか行いませんんが、都度ケーブルを抜き、設置場所から
机の上に持ってきて作業する必要がありました。
対して今回購入したケースはHDDに部品を装着する必要がありますが、ケースのカバーを
外してというような面倒はありません。フロントのドアを開けてHDDを挿入するだけで
済みます。設置場所に置いたままでHDD交換作業が可能です。
とはいえ理想を言えば「スッとHDDを挿れ、ドアを閉めればOK」というのがベスト
ですが、カバーを開けずに交換作業が出来るだけでもダイブ楽になると感じます。
■ RAIDは不要
私が購入したロジテックの「LHR-4BNHEU3」はRAIDに対応していませんが、
同シリーズにはRAID0からRAID10まで各種対応出来る「LHR-4BRHEFU3」という
製品があります。
理由は以下の2つです。
1.HDDが壊れた際のスペアHDDの入手性
2.RAIDが組まれたHDDはPCに直接接続出来ない
まず、RAID1(ミラーリング)を組んでいてHDDが1台故障した場合、同型番の
スペアHDDを用意してリビルドするわけですが、同型番のHDDを入手するというのは
簡単ではないと思うんです。
(IODATA等サードパーティ製HDDを利用していればスペアHDDとして購入可だが高価)
RAID1を組んでから2年してHDDが故障したとします。
2年後同じ型番のHDDを入手出来るでしょうか?私はちょっと心配です。
しかも仮に同型番のHDDを買えたとして、RAID1をリビルドするために2年前に
発売されたHDDを買うってなんかもったいないなと思ってしまいます。
そして、外付けHDDケースでRAIDを組んだHDDはPCに直接SATAで接続出来ない点です。
外付けHDDケースでRAIDを組むと、その外付けHDDケースに接続しないとHDDの中身に
アクセスすることが出来ません。
つまり、そのHDDはPCにSATA接続しても認識出来ないフォーマットになります。
仮にRAIDのリビルドが正常に行えなかった場合、RAIDを組んだ外付けHDDケース自体が
壊れてしまった場合、RAIDを組んでいたらデータの救出が困難になる可能性が出てくる
ということです。
そんなわけで、私はRAID1でミラーリングせず、手動(BunBackupというアプリ)で
データをミラーリングしています。
以上私がロジテックの「LHR-4BNHEU3」を購入した理由を書いてみました。
8TBのHDDと合わせて問題なく動作しています。
バックアップに不安を感じるという方、このHDDケースなかなかいいと思います。
0 件のコメント :
コメントを投稿