「電池が減ってるよマーク」が表示されてしまったので電池交換を行いました。
Suuntoの電池交換は初めてなので、純正の「バッテリー交換キット」を購入してトライしました。
ちなみに、「電池減ってるよマーク」はこんな感じに表示されます。
赤丸内の、携帯なんかで見慣れたアイコンです。
そして「バッテリー交換キット」ですが、内容物は上左から
・電池交換マニュアル
・電池カバー
・ゴムパッキン（Oリング）
・電池（CR2032）
・電池カバーを回す工具
です。
先人たちの戦いの記録がすでにたくさんネット上にあるので私が改めて交換方法を書く必要は
ない気もしますが、忘備録として残しておきたいと思います。
1.布を敷いて表面を保護
時計の下に布なりメガネ拭きなりを敷いてベゼル、フェイスに傷が付かないようにします。
2.電池カバーをペンチで回す
私は素手で回す自信がなかったので最初からペンチで回しました。
電池交換キットに付属している「電池カバーを回す工具」をペンチで掴み、反時計回りに回します。
それほど苦労なく回すことが出来ました。ペンチを使えば女性でも回せると思います。
電池カバーに外す（Open）ために回す方向が書いてあるので一応確認してから回しましょう。
それと「電池カバーを回す工具」ですが、もちろん500円玉とか厚めのワッシャーで代用可能だと
思います。とはいえ間違いないのは専用工具です。
専用工具があるに越したことはないかなという印象です。
なおこの工具のサイズは厚み2.4mm、直径26mmでした。
500円玉は厚み1.6mm、直径26.5mmでした。少し厚みが足らないなという感じです。
3.ゴムパッキン（Oリング）を外す
赤矢印部分にゴムパッキン（Oリング）がはまっているのがお分かりになるかと思います。
これをピンセットか、なければ爪楊枝なんかで外します。爪楊枝だと時計本体を傷付けないので
オススメです。
4.電池を外す前に掃除する
パッキンが外れるとこんな感じです。
ちなみに、パッキン部分を掃除するなら古い電池が入っている状態で掃除するのがいいと
思います。電池を抜くと電極とか基板とか細かい部品が丸見えなので、誤って電極を曲げて
しまうとか、細かいゴミがそれらの隙間に入りこんでしまうとか、トラブルの元だと思います。
古い電池を抜く前に掃除することをオススメします。
ひと通り汚れを落としたらカメラレンズ用のブロアーで吹いておくとなお良しです。
掃除が完了したら電池を抜きます。赤矢印部分に爪か爪楊枝を入れて電池を引き起こします。
5.元に戻す
古い電池を抜いて、新しい電池を入れ、パッキンを戻し、電池カバーを閉めるわけですが、
気をつけるポイントを書いておきたいと思います。
●電極、基板に気をつける：
古い電池を抜くと繊細そうな電極とか基板が露出します。触らないよう気をつけました。
●ブロアーでホコリを取り除く：
新しい電池を入れる、パッキンを戻す、電池カバーを閉める。各工程前にブロアーで時計内の
ホコリを取り除いてから部品を戻しました。
特にパッキン回りにホコリが付いていると密閉性が大きく損なわれます。
ブロアーは必須アイテムだと思います。
●パッキン、電池カバーはよく掃除する：
バッテリー交換キットではなく電池だけ交換する場合、私が改めて書くようなことでは
ありませんが、よく掃除してから戻しましょう。
●古い電池を抜いてから30秒以上あけて新しい電池を入れる：
これは電池交換マニュアルに書いてあったのですが、古い電池と新しい電池の電圧差で
液晶画面に異常が出ることがあるそうです。コンデンサーを放電させるのに30秒くらい
必要とかそういうことでしょうか。
●電池カバーを閉めるときは慎重に：
自転車のBBを交換したことのある方ならお分かりになるかと思いますが、径が大きく短いネジは
締めるのが難しいです。ネジが斜めになっているとネジ山を舐めてしまいます。
分かり辛い場合、まずは電池カバーを反時計回りに一周回し、しっくり電池カバーが落ち着いた
ところから時計回りに締めるといいと思います。
以上Suunto Coreの電池交換でした。
私は月に数回はめるくらいの頻度なので汚れはほぼありませんでした。
しかも購入してからわずか1年4ヶ月しか経っていません。
なのでゴムパッキンが劣化しているようには感じませんでした。
であれば電池カバーやパッキンは換えず、電池だけの交換で十分だったように思います。
ヘビーユーザーであれば交換キットで電池カバーもパッキンも交換したほうが安心だと
思いますが、購入してから初めての電池交換だとか、それほど高い頻度で使っていない
という方はCR2032の電池だけ購入し、電池交換だけでよいのかなと思いました。
理想を言えばゴムパッキンだけ売ってくれれば最高なんですけどね。
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