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2013/11/02

SilkyPix始めました ~IDCと比べて~

最近RAW現像のソフトをSONY純正の「Image Data Conveter(IDC)」から「Silky Pix」に
スイッチしました。

IDCはともかくトリミング機能が弱いのです。それが現像ソフト乗り換えの一番大きな理由でした。

「LightRoom」も試してみたのですが、私は「SilkyPix」の方ががしっくりきた感じです。
今回は「SilkyPix」で気に入ったところをご紹介したいと思います。


























1.トリミングの扱い


これは「SilkyPix」の気に入ってる点ではありませんが、「IDC」が酷いので書いておきます。
この画面キャプチャは「IDC」のトリミング機能の画面です。


















一般的な現像ソフトの場合、トリミングはホワイトバランス調整とか、明るさ調整とか、
そういった可逆調整の1つとして扱われます。
トリミングに関する情報をその他調整値同様画像とは別ファイルで保持するというのが
普通だと思います。

しかし「IDC」の場合トリミングは現像時のパラメーターの1つみたいな扱いなのです。
なので現像する毎にトリミング範囲を設定する必要があるのです。




しかもです、トリミングをすると出力サイズの変更が出来ないのです。
下のキャプチャ画面はトリミング範囲指定後ですが、上のキャプチャ画面と違い赤枠内の
サイズ入力フィールドが非アクティブになっていることがおわかりになるかと思います。


















トリミングに関しては「IDC」特殊だと思います。
どういった理由があってこんな仕様になっているのか分かりません。







2.透かし / 日付焼き込み / ウォーターマーク


私はBlogにアップしている写真に透かしを入れています。理由はだいたい以下3つです。

・自分の写真にサインを入れる
・タイポグラフィ好きなので文字が乗った写真のほうが好き
・EXIF情報を表示することでカメラ、レンズ購入の参考にしてもらえれば幸い


透かし機能のない「IDC」だとRAW現像したあと別アプリで文字を乗せていました。
また例えばシャッタースピードの値も写真毎に書き換えたりして。これが結構面倒でした。

「SilkyPix」には「日付焼き込み」なる機能がありまして、これが透かし、ウォーターマークを
入れる機能になります。




「SilkyPix」で透かしを入れ現像して出力されると例えばこんな感じになります。


















マルの中にaslan、ChromeFreeの文字のある左側のロゴ、これはTIFF画像です。
背景が無色なり、アルファチャンネルを設定してある画像は背景が透けてこんな感じになります。
右にあるFocal Length等は文字情報です。




透かしのレイアウト調整をする画面はこんな感じ。
レイヤーの概念もあり自由度の高いレイアウト調整が可能です。























文字情報を入力するのがこんな画面です。



フォントもPCに入っているものは使えるようですし、ボールド、斜め、色等普通に設定出来ます。

で、「SilkyPix」の透かしで素晴らしいのはEXIF情報を読んで透かしに挿入してくれる機能です。
例えば、「%F」と書いておけば絞り値をEXIFから読んで「%F」のところに代入してくれます。
ISO、シャッタースピード等も。

EXIFを読んで透かしに入れてくれるというのは私的にとても助かる機能です。


ちなみに、EXIFには「35mm換算焦点距離」というフィールドがあります。
このフィールドを自動で挿入してくれるとAPS-Cとかコンデジユーザーは
ありがたいのですが、それは出来ないそうです。

今後のアップデートで「35mm換算焦点距離」を挿入可能にしてくれたら嬉しいなと。







3.デジタルシフト


フリーソフトなんかでも出来るものがあったりしますが、「IDC」にはなかった機能です。
建物の写真を撮ると『 ハ 』という感じになるますが、これを『 | | 』という感じに補正する機能です。
「あおり補正」というのが一般的なのでしょうか。

気にしなければさして気になりませんが、気になりだすととても気になる「あおり」。
補正するとちょっとプロっぽい写真になる気がします。

























以上、「SilkyPix」で気に入っている点です。

カメラ初心者なので画質の違いはよく分かりません。
「SilkyPix」の透かし、デジタルシフトに関しては満足しています。

私はトリミング機能を含め「IDC」にはない機能を求めて「SilkyPix」を導入した感じです。



最後に「LightRoom」に関して少し書いておきたいと思います。

ネットで情報を探すと「LightRoom」とよく比較されている「SilkyPix」。

・「LightRoom」は自然な色合いでいい
・空の青は「SilkyPix」がいい

とか、そういう細かい味付けの違いはあるみたいです。

「LightRoom」との比較という点でいうと、「LightRoom」も「SilkyPix」も無料で試用可能なので
試してみるのが一番だと思います。


私的に「SilkyPix」に決めた理由は2つです。

1つは透かし機能。
「LightRoom」の透かしは著作権表記を入れるという用途のためのもので、EXIFからF値を
読んで挿入してくれるというような機能はないようでした(間違っていたらすいません)。



もうひとつはFacebook等SNSとの連携機能です。
「LightRoom」にはSNSに画像をアップロードする機能があるようです。

『Adobeは「写真」にまつわるワークフローをトータルでフォローしますよ』

というような印象を受けましたが、私は「現像」に徹している「SilkyPix」に好感を持ちました。



というところですが、現像ソフト選びの参考にしていただければ幸いです。

























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