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2012/03/01

NAS(QNAP TS-219PⅡ)買ってみました

またまた弟の仕事関係で、前回の複合機に続き、今度は「QNAP TS-219PⅡ」を買いました。




























以前、

「オフィスのPCのデータに自室のPCからアクセスしたいんだけど」

ということで、HDD1台内蔵してるバッファローのNAS(LS-CH500L)を買わせたのですが、
3年ほど使用しちょっと心配になってきたため新たにRAID1出来る「QNAP TS-219PⅡ」を
買ったのです。


本日はNASを更新するにあたりQNAP製品を選んだ経緯、使ってみた感想を
書いてみたいとみたいと思います。






私さほどNASに詳しくはないので、候補として

1.バッファロー
2.iodata
3.QNAP
4.玄人志向、Centuryの安いやつ

の4つでした。


私が気にしたのはHDDの自由度と安定性です。簡単に整理しますと、













こんな感じです。


まず安定性に関して、玄人志向はLinuxの知識がないとダメそうですし、仕事で使うとなると
色々遊べる必要もないですし却下。
Centuryのはネットで調べると安定性の面で難ありっぽかったので却下。

バッファローも安心とは言えませんが、3年間問題なく使えていたのでまぁいいかなと。


次にHDDに関して。

バッファロー、iodataは法人向けNAS含め専用のHDDなんですね。
壊れたり、容量を増やしたい場合は専用の交換用HDDを買って付ける必要があります。
それに対し、QNAPはHDDは自由なんです。QNAPのサイトで動作確認済HDDリストが
公開されているので、心配な方は動作確認済のHDDを使えば安心です。


私が「QNAP TS-219PⅡ」に組み込んだHDDは「日立グローバルストレージテクノロジーズ」の
「0S03224(3.5/2TB/Coolspin)」です。
購入価格は1台11,000円ほどでした。

それに対し、iodata、バッファローの2TBの交換用HDDは1台5万円くらいします。
実売でいくらなのか調べていませんが、「ご冗談を^^;」という感じです。

これはHDDが壊れて交換する場合だけでなく、将来4TBのHDDを使いたいと思った時も
バッファロー、iodataだとお高い専用交換HDDを買わされることになり、ちょっと論外です。
(玄箱のように自分でフォーマット出来れば使えるのかもしれませんが、面倒ですし)

というわけで、QNAPを選んだのです。


専用のHDDということで、1年後でも安心して同じものが買えるという安心はあるかも
しれません。RAID1とか組んでいると。

ただ、1年後最新のHDDを2台買ったほうが安くつきそうですし、やはりQNAPが良いかなと。






さて軽く使ってみた感想ですが、SMBでWindows共有以外のネットワークサービスは落として
使っているので、使い勝手的にどうこうは特にございません。

温度変化によるファンの回転数制御とかウィルスチェックとかNTPサーバーと時間同期とか
異常時のメール配信とか便利だと思いましたが、バッファローやiodataの法人向けNASなら
同じような機能はあるでしょうし、QNAPが特別優れているということはないと思います。

あとは安定して動いてくれればよいかなという感じです。






ついでといってはなんですが、バッファローのNASを使っていてどうにも出来なかったのが
HDDのスピンダウン(スタンバイ、スリープ)です。

「一定時間アクセスがない場合HDDの回転を止める」

という機能です。
バッファローのNASでも設定したのですが一度もHDDの回転が止まることはありませんでした。
QNAPでも勿論設定したのですが、これまたスピンダウンしないんです>_<

Windows共有の場合、ファイルのやり取り以外にPC-NAS間でやり取りがあるようで、
スピンダウン出来ない現象をいくつかネットで見つけることが出来ました。


色々調べた結果、


設定1

「ネットワークサービス>Microsoftネットワーク>詳細オプション」にある
「ローカルマスターブラウザ」をOFFにする













設定2

「ネットワークサービス>ネットワークサービスディスカバり>UPNPディスカバりサービス」にある
「UPnPサービスを有効にする」をOFFにする














の設定を変えることで無事スピンダウンするようになりました。
どちらの設定が決定打になったのか、両方設定する必要があるのかは分かりません。
QNAPでスピンダウンしないという方、お試しください。

ただ、ファームウェアのバージョンによって、使っているHDDによってスピンダウンしない
ということもあるようです。
また、SMB共有以外のサービスを使っている場合は上記の設定でどうにかなるものでは
ないかもしれません。






もひとつついでに、QNAP製のアプリケーションに「NetBak Replicator」というアプリがあります。
これはPC上に保存しているデータをNASにバックアップしてくれるアプリなのですが、

1.オートバックアップ(データ変更を監視して即バックアップ)
2.スケジュールバックアップ(定期的にバックアップ)

というのが主な機能です。

















私は今までBunBackupというフリーソフトで定期的(1週間に1度0時にとか)にバックアップを
取っていました。しかし、指定した日時にPCが絶対に動いているというわけではないのと、
1週間に1度のバックアップだと最悪1週間分の更新分が消えてしまうリスクがあるわけです。

ところが、「NetBak Replicator」の「オートバックアップ」だとデータ変更後ほぼリアルタイムで
バックアップをしてくれるんです。バックアップというよりミラーリングです。

これは素晴らしいです。
フリーのソフトでも探せばあると思うのと、バッファローやiodataでもあると思うのですが、
運用の仕方次第では便利に使えるツールだと思いました。

ただ、PC上でデータを消した場合も即反映なので、少し注意が必要です。
欲を言えばデータ削除は反映しないなどの設定があるといいなと。


以上「QNAP TS-219PⅡ」を使ってみた感想でした。






最後に「QNAP TS-219PⅡ」のお写真を何枚か。

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