本日はこのレンズの使い勝手、画質に関して書いてみたいと思います。
1.高倍率 & 寄れる & 小型軽量 = 超便利! |
私が「G VARIO 14-140mm / F3.5-5.6」を購入した目的は、
- 物撮り
- 旅行
ヤフオクの出品写真、ブログ掲載用写真程度の物撮りですが、換算50mmから
200mmくらいの焦点距離を私は多用します。
その焦点距離が1本のレンズで撮れるというのはとても便利です。
また、私はテーブルの上に被写体を置いて物撮りしています。
テーブルの高さは70cmほど、三脚は全部伸ばしても1.4mほど。
なので、俯瞰撮影の時にはカメラから被写体までの距離が70cmほどしかありません。
つまり、最短撮影距離が1mのレンズではピントが合いません。
最短撮影距離が短いほど物撮りの自由度は高くなるんです。
旅行で使うカメラに関して言うと、旅行では何を撮るか事前には分かりません。
かといって何本もレンズを持って行くのは気が引けますし、観光地の道端で
レンズ交換なんてしたくはありません。カメラの2台持ちも嫌です。私の場合。
となると、広角から望遠まで1本で撮れる高倍率ズームが便利です。
小型軽量のカメラなら旅行が快適なのは言うまでもありません。
以下2枚の写真は同じ位置から撮った写真です。1枚目は広角端、2枚目は望遠端です。
10倍ズームの威力もさることながら、画質もなかなか良いのではないかと思います。
広角端:換算28mm
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望遠端:換算280mm
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次の写真は望遠端の最短撮影距離で撮った写真です。
これだけ寄れると撮影の自由度がとても高く、物撮りが楽です。
ヤフオク用、ブログ用の写真であればこれ一本で不自由しません。
最短撮影距離:50cm(望遠端)
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2.画質 |
私の経験上、
- ズームレンズは広角端と望遠端を一番使う
- ズームレンズは望遠端開放の画質が最も甘い場合が多い
「望遠端開放の画質」をみていこうと思います。
2-1.DXOのテスト |
まずはDXOのテスト結果です。
以下は望遠端のシャープネスを色で示したものです。
赤がシャープネス低、緑がシャープネス高です。
望遠端の開放(F5.6)の周辺画質が最も厳しいということがよく分かるかと思います。
逆に最も周辺画質が良いのは「F8.0」の場合です。
※ただしF7.1、F9.0などではテストされていないので、F8.0が最高画質かは不明です。
この結果から、望遠端では「若干絞って撮ったほうが良い」
ということが分かります。
2-2.実写テスト |
次に、実際の写真を見ていただきましょう。
上から開放(F5.6)、F7.1、F9.0です。
画像サイズは幅1200ピクセルですが、周辺画質の違いを認識出来ますでしょうか?
開放(F5.6)
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F7.1
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F9.0
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2-3.等倍比較 |
正直なところ、私は1200ピクセル程度のサイズだとあまり違いを認識出来ません。
しかし、等倍で見ると確かに「F5.6」の周辺は多少ボヤけ気味です。
F5.6、F7.1、F9.0の3つの中なら「F7.1」が最もシャープに見えます。
ただ等倍で見なければ認識出来ない差であれば、「F5.6開放」を使うことに躊躇は
必要ないのかもしれません。私はそれでも絞りたくなってしまいますが。。。
左上隅の等倍比較
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3.使い方のコツ:ISO上限値を設定し、手ぶれしない工夫を |
私がこのレンズを使い始め、手持ち&望遠端で撮った写真に
- シャッタースピード:1/320、ISO:1600
- シャッタースピード:1/320、ISO:2500
- シャッタースピード:1/320、ISO:3200
ちなみに私が使っているカメラは「GF9」で、手持ち撮影の時は
- 絞り優先
- ISO感度:Auto
- レンズ内手ブレ補正:ON
シャッタースピードが「1/320」なのは「1/焦点距離」だと思います。
要は望遠端280mmで手ブレしないシャッタースピードです。
そして、そのシャッタースピードを得るためのISO感度がAutoで選ばれているわけです。
結果手ブレはしていないものの、高感度ノイズでキレのない写真が量産されます。
もちろん手ブレは絶対にNGですが、ノイズが載ってキレがない写真も私的にはNGです。
ここで重要なのは、手ブレは工夫で防げるが、載ってしまった
高感度ノイズはどうにもならないということです。
というわけで、ISOの上限値を設定しておくことをオススメします。
私はISO800を上限に設定しています。
上限値は個々の好み、またTPOによって随時変えるのが良いと思います。
ただし、「1/焦点距離」というシャッタースピードに届かない場合が増えます。
その場合は
- 連射してブレの少ない写真を選択する
- 壁に寄りかかって撮る、肘を柵にのせて撮る
- 三脚を使う
する必要があります。ボディ内手ブレ補正を内蔵したカメラ使うのもいいと思います。
4.撮影サンプル
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最後に、画質的によく撮れた3枚をご紹介します。
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