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2017/06/29

"Touit 2.8/12" 買ってみました その1 ~ SEL1635Zと入替え ~

「SEL1635GM」、そして「SEL1224G」。
ソニーから立て続けに広角ズームレンズが2本発表になりました。

私は発売と同時に「SEL1635Z」を購入し、2年半のあいだ建築や風景の写真を撮って
きましたが、新しく発表されたレンズに買い替えようかどうしようか迷っていました。
色々考えた結果、「SEL1635Z」を手放し「Zeiss Touit 2.8/12」を購入しました。
本日は「Touit 2.8/12」購入に至った理由など書いてみたいと思います。







超広角は持ち出す頻度が低い(私の場合)

好きなレンズ、持ち出す頻度の高いレンズというのは
1.焦点距離が好みかどうか
2.画質の良さ
3.持ち出しやすさ(重さ、サイズ)
の3つの要素が大事ではないかと思います。
焦点距離が好みなら重いレンズでも使用頻度は上がるでしょうし、画質が悪くても
軽く小さいレンズならお気軽撮影用に使用頻度は上がるでしょう。
持ち出す頻度は上記3要素の合計得点みたいな感じで決まるような気がしています。

「SEL1635Z」を持ち出す頻度は所有するレンズの中で最も低かったのですが、
上記3つの要素に関して分析してみると
1.「超広角」よりも「標準」や「中望遠」が好き
2.単焦点が好きなのでズームレンズの画質は物足りなかった
3.気軽に持ち出すには重く大きい
という感じでした。あくまで私の場合ですが。

私が超広角レンズを持ち出す頻度を上げるためには、
1.「超広角」をもっと好きになる
2.より高画質が期待出来る「SEL1635GM」や「Batis 2.8/18」に買い換える
3.より軽くて小さい「Touit 2.8/12」や「SEL1018」に買い替える
のどれかだと思いました。
結果私は軽くて小さい「Touit 2.8/12」に買い替えることで「持ち出しやすさ」を
改善し、持ち出す頻度を上げようと考えました。






超広角はズームの必要性が低い(私の場合)

私はこれまでコンデジ含めいくつかのズームレンズを使ってきましたが、広角端と
望遠端を使うことが多かったように思います。
しかし「SEL1635Z」ではほとんど広角端でしか撮っていません。
ブログやSNSで「広角ズームは広角端しか使わない」と書かれている方をたまに見かけ
ますが、なるほどその通りだなと思いました。
もちろん「広角もズーム全域満遍なく使う」という方もいらっしゃると思いますし、
私も17mm~35mmをまったく使わなかったというわけでもありません。
しかし、私の用途、撮影スタイル的には広角端だけで事足りると感じました。

一般的にズームレンズは重さ、大きさ、価格、画質の面で単焦点に及びません。
ズームレンズの「利便性」を妥協出来るのであれば単焦点が有利だろうと思います。
ただし、超広角単焦点というのはマウント問わず選択肢は多くありません。
Zeiss、Samyang、LAOWA、コシナあたりから選ぶことになる思いますが、
MFレンズ、電子接点を持たないレンズが多いです。
超広角はMFのほうが使いやすかったりもするのでMFであることは特にマイナスとは
思いません。しかし電子接点がないと絞り値がEXIFに残らないので、電子接点のない
レンズは私的にNGです。
というわけで、電子接点のある単焦点「Touit 2.8/12」を購入することにしたわけです。






超広角はフルサイズの必要性が低い(私の場合)

私はフルサイズの「α7RⅡ」、APS-Cの「NEX-5T」、1インチの「RX10Ⅱ」を所有し
使っていますが、センサーサイズが大きいと
1.よくボケる
2.高感度耐性が高い
3.ダイナミックレンジが広い(白飛び、黒つぶれしにくい)
の3つを強く感じます。

私が超広角レンズで撮るのは建築と風景なのでボケ表現はほぼ不要です。
また、夜景にしろマジックアワーにしろ三脚を立ててISO100で撮ることがほとんど
なので高感度耐性もそれほど必要としていません。
最後のダイナミックレンジだけは超広角もフルサイズで使いたいなと思わせる点です。
特に昼間の撮影ではダイナミックレンジの違いが顕著で、小さなセンサーで撮ると
余裕のない絵になると感じます。
とはいえ風景はマジックアワーが多いですし、建築は室内撮影が多いので、APS-Cの
「Touit 2.8/12」でもいいかなと考えました。






整理すると

私が「SEL1635Z」を手放し、「Zeiss Touit 2.8/12」を購入したのは
・持ち出しやすいように小型軽量であること
・ズームの必要性が低いので電子接点のある単焦点
・超広角レンズはセンサーサイズの違いを感じにくいのでAPS-C
という理由からでした。




もちろん12mmの超広角が必要なら「SEL1224G」が最適だと思いますし、可能な限り
SSを早くするためにISOを上げたいということであればフルサイズの「SEL1635GM」が
最適でしょうし、人それぞれ用途、撮影スタイルによって選択は異なると思います。
ただ、「超広角レンズを使ってみたいなぁ」くらいの方であればAPS-C、m4/3あたりの
単焦点レンズから初めてみるのも悪くないと思います。

個人的には、
・ズームレンズですがパナソニックの「8-18mm F2.8-4」
・電子接点はありませんがLAOWAの「7.5mm F2」
あたりと迷いました。どちらも画質はとても良さそうですし。


以上、超広角レンズ選びの参考にしていただければ幸いです。


























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