・蛍光灯の光だけでは暗いためISO感度が上がってしまい粒状感のある写真になる
・赤ちゃんの後ろに写り込む背景にもフォーカスが合い生活感が滲み出てしまう
と感じていました。
高感度耐性が低いのも、背景がボケないのも、スマホのセンサーサイズでは仕方ありません。
今を逃したら撮れない写真なので、大きいセンサーのミラーレスカメラを姉に薦めました。
本日は私なりの「赤ちゃんを撮るためのカメラ」の選び方を書いてみたいと思います。
1.コンパクトで軽い |
コンパクトで軽いこと。
それは赤ちゃんを撮るカメラの条件として最も優先すべきものだと私は思います。
自宅で撮る分にはあまり関係ありませんが、赤ちゃんを連れて外出する時は荷物が多いです。
ミルク、おむつ、抱っこ紐、アンパンマンのおもちゃ、ベビーカーなどなど。
それだけで両手がいっぱいになるし、重さもなかなかの重量です。
そして、それにプラスして5kgとか10kgの赤ちゃんを抱っこしたりもするわけです。
一般的に、カメラのサイズ・重さが大きくなれば画質・性能も高くなります。
つまり、必要最低限の「画質・性能」にとどめ、出来る限り「コンパクトで軽い」を
追求したいのです。
では赤ちゃんを撮るカメラとして必要最低限のラインはどこなのか。
何を妥協し、何を妥協してはならないのか。私は
・オートフォーカスの速さ
・センサーサイズの大きさ
に関しては妥協すべきではないと考えています。
2.AF(オートフォーカス)の速さ |
赤ちゃん、子供の動きは予測が出来ません。
動き回る子供をスマホのAF性能で撮るというのは難しいと思います。
動き回っていなくても、一瞬の笑顔を捉えるには素早いAFが欠かせません。
「EOS Kiss」に代表されるエントリークラス一眼レフがパパ・ママカメラとして君臨して
きたのは一眼レフのAF性能が高かったからというのが大きな理由です。
しかし、
・エントリークラス一眼レフ並みにAFの速いミラーレスが当たり前になってきた
・ファインダーで写真を撮るスタイルが減ってきて、一眼レフを選ぶ理由が薄れている※1
※1:一般的に一眼レフのAF速度はOVFを覗いて撮った時に本領を発揮し、背面液晶で撮るとコンデジ並みです。
※1:ミラーレスはEVFを覗いて撮っても、背面液晶で撮ってもAF性能は変わりません。
※1:プロ、ハイアマチュアの間ではまだまだファインダー撮影が主流です。
と感じています。
ミラーレスが進化し、「大きく重い一眼レフ」でなくても子供の写真が撮れる時代が
来たわけです。
では逆にコンデジはどうかということ、SONYのRX100シリーズに代表される
「高画質なコンデジ」が各メーカーから発売されています。
コンパクトさ、画質という点で高画質コンデジというのはとても魅力的です。
しかし赤ちゃんや子供を撮るのに満足出来るAF性能があるかと言えば、現時点でそれはまだ
難しいだろうと思います。
3.センサーサイズの大きさ |
赤ちゃんが生まれて間もないころ、ほとんどは自宅室内で写真を撮ると思います。
で、姉が室内で撮ったスマホの写真を見て思ったのは
・蛍光灯の光だけでは暗いためISO感度が上がってしまい粒状感のある写真になる
・赤ちゃんの後ろに写り込む背景にもフォーカスが合い生活感が滲み出てしまう
の2点です。
室内というのは蛍光灯の光しかなくて、写真を撮るということでいうと暗いんです。
スマホのようにセンサーサイズが小さいカメラは暗さにめっぽう弱く、ISOが上がると途端に
塗り絵みたいな写真になってしまいます。
また背景ボケに関していうと、自宅室内で撮ると笑っている赤ちゃんの背景に洗濯物の山が
写り込んでしまうなんてことが多々あります。生活感溢れる背景が写り込んでしまうと
雰囲気が台無しですし、他人に見せるのも気が引けてしまいます。
そのためにアングル選びに苦労しているという方も多いと思います。
しかし、洗濯物の山のように生活感溢れるものがボケてしまえば全て解決です。
見せたくないものはボカしてしまえばいいのです。
以上のように、私がいわゆる「画質」の点で重視したのはこれら
・高感度に強い(蛍光灯の光だけで撮影しても粒状感が気にならない程度に高感度に強い)
・背景がボケる(赤ちゃんの背景にある『生活感』をいい具合にボカしてくれる)
の2点だけです。
この2点を実現してくれるのが大きなセンサーサイズなんです。
4.使い勝手 |
各メーカーでそれほど大きな違いはありませんが、私が重視した機能は以下の5つです。
・チルト液晶
・スマホとのWiFi連携
・タッチシャッター
・電動ズームレンズ&ズームレバー
・USB充電
[チルト液晶]
これは絶対必須だと私は思います。
赤ちゃんと大人だと目線の高さがだいぶ違います。
赤ちゃんが床に寝転がっていれば更に目線の高さに違いが出てきます。
もちろんチルト液晶でなくても撮れはします。自分も床に寝そべってしまうとか、
首をかしげて液晶を覗きこむとか、液晶を見ないで撮るとか。
ただ、チルト液晶があれば楽に液晶を見ならが撮影することが出来ますし、
撮影の自由度は格段にアップします。
[WiFi連携]
昨今はPCなんて使わず、スマホだけで生活している方も多いと思います。
また写真としてプリントせず、スマホの中、フェイスブックの中に保存してあれば
事足りるという方も多いと思います。
なのでWiFiで写真をスマホに送れる機能も必須と言ってもいいかなと。
[タッチシャッター]
直感的にフォーカスしたい場所を指定出来るのでとても便利です。
多くの方はスマホでタッチシャッターに慣れ親しんでいると思うので、デジカメにも
あったほうがいい機能だろうと思います。
[電動ズームレンズ&ズームレバー]
各社から出ている電動ズームレンズは沈胴式です。つまり電源OFF時とてもコンパクトです。
また、姉に薦めた「SONY α5100」はコンデジのようにシャッター周りのズームレバーで
ズームが出来てとても便利です。なぜなら片手でカメラの操作が出来てしまうからです。
通常ミラーレスとか一眼レフのズームはレンズを回してズームします。
右手でカメラを持ち、左手でレンズを回します。
しかしズームレバーでズームが出来ると右手でカメラを持って、右手でズームが
出来るんです。
すると、例えば左手に荷物を持ったままとか、左手に持ったおもちゃで気を
引きながらとか、そんな撮影が可能になるんです。これは予想以上に便利でした。
[USB充電]
昨今だとスマホを外で充電するためにモバイルバッテリーとUSBケーブルを持ち歩いて
いる方も多いと思います。USB充電に対応したデジカメなら同じようにモバイル
バッテリーとUSBケーブルで充電出来るので便利です。
出かけようと思って電池残量を見たとき残量が少なかったということがよくあります。
そんな時でも移動中にモバイルバッテリーで充電しておくなんてことが可能になります。
実際外出時にそれほどの頻度でUSB充電するわけではありませんが、コンセントがなくても
充電出来るという安心感は大きいと感じます。
実際に使う姉がどこまでその便利さを感じてくれるかは分かりませんが、そんな機能を
重視した結果、私は「SONY α5100」という機種を姉に薦めました。
「α5100」は上記機能を全て搭載している数少ないミラーレスカメラだと思います。
オススメです。
5.安い |
友達の子供を見ていると、レンズの先っぽが一番触ってはいけないところだと認識して
いるようで、レンズの先っぽを熱心に触っていました。
また唐揚げを掴んだ手でカメラを触ってしまうだとか、おヨダレ様をかけられてしまう
なんてことも有り得るでしょう。
つまり、あまりお高いカメラを買ってしまうと汚されたくなくて使いづらいなんて
ことにもなってしまうと思うんです。
そんなわけで私は各メーカーのエントリークラスの機種をオススメします。
以上ですがいかがだったでしょうか。
赤ちゃんが生まれたからきちんとしたカメラを買いたいという方も多いと思います。
そんな方向けに私なりのこだわりを書いてみました。
「α5100」ではありませんが姉と友達の赤ちゃんを撮った写真をご紹介させていただきます。
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