私が子供のころ、友達の持っているコンピュータにマウスはまだありませんでした。
マウスの登場をリアルタイムで喜んだ世代ではありませんが、iPhoneのタッチインターフェースに
衝撃を受けたのは鮮烈に覚えています。WindowsCEとの違いに驚きました。
Microsoftが発表した「HoloLens」。
これはマウス、タッチに続くユーザーインターフェース革命になる。
そう感じさせてくれる動画です。
最近オキュラスリフトだったり、グーグルグラスだったり、メガネ的ディスプレイ時代の到来を
感じさせる技術が現実的になってきたと感じてはいました。
グーグルグラスはスマホをメガネ的ウェアラブルにしました。
またオキュラスリフトは視線(頭)の動きをセンシングし、それをを映像に反映することで
没入感を高めました。
どちらの技術もこれからのメガネ的コンピュータには不可欠な技術だと思います。
しかしです。「HoloLens」は一歩先を行っていると感じます。
それは「Kinect」で熟成した空間センシング技術を活かしている点です。
私は技術的に正確なことを書くことは出来ませんが、ごく一般の方でも分かるように書くと、
"プロジェクション・マッピング" & "Augmented Reality" & "グーグルグラス" = "HoloLens"
というのが一番しっくりくるかなと思います。
以下はグーグルグラスの要素が欠けていますが、プロジェクション・マッピングとARの
イメージには近いサンプルだと思います。
これはKinectを使った例ですが、マーカーを必要とする一般的なARに対し、Kinect、HoloLensでは
マーカーが不要です。これはマーカーがなくても対象物を3次元でリアルタイムに捉えることが
出来るためです。
私はゲームをやらないのでXBOXは持っていませんし、Kinectも使ったことがありません。
正直Kinectの将来性にまったく期待していませんでした。ゲームは結局コントローラーに
回帰するだろうくらいしか考えていませんでした。
しかしです。「HoloLens」には未来を感じます。グーグルグラスとはジェネレーションが異なる
ウェアラブルデバイスだと思います。
とはいえ、冒頭の動画のようにはまだまだいかないと思います。
しかし、これはスマートウォッチなんてものを吹き飛ばすほどのユーザーインターフェース革命だと
私は感じました。
マイクロソフトが底力を見せ始める気配を感じますね。実に楽しみです。
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